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ファミリーマート/バレンタイン「ギフト系商品」650円の価格帯に期待

2020年01月22日 16:00 / 商品

ファミリーマートは1月28日、バレンタイン向けのオリジナルギフト商品4品目を発売する。

今年は税込価格を650円に統一したのがポイントの一つで、義理チョコ需要が高いコンビニで、義理チョコと自分へのご褒美の2つのニーズを取り込むことを目指す。

<オリジナルギフト商品>
オリジナルギフト商品

バレンタインでは、希少性やデザイン性が高く、SNS映えする商品がトレンドとなっている。今年は、美しいルビー色でフルーティーな味わいのルビーチョコレートに着目した商品を開発した。

オリジナルギフト系商品として、ルビーチョコレートを使用した「エクセレント ルビーショコラ ドライフルーツ入り」「シェリルー ルビー割れショコラ ドライフルーツ入り」「カリヌー ルビーショコラ ピラミッドタイプ」「ジェム ルビーショコラ アソート」各650円を投入する。

加工食品・飲料部の柘植幹子菓子グループマネージャーは、「本命チョコは、専門店や百貨店で購入する人が多く、コンビニのバレンタインは基本的に義理チョコが多い。女性が義理チョコとして出せる価格帯を考えると、500円から700円以下ではないかと思い650円の価格帯を採用した。この価格なら自分へのご褒美チョコとしても買いやすい価格だと思う」と価格帯の狙いを説明する。

<ギフト系商品の売場イメージ>
ギフト系商品の売場イメージ

そのほか、「ドゥ・クレール ガトーフロマージュ」「同クレームブリュレ」「同オペラ」各6個450円、「ラ・メゾン白金 ショコラサンド」2個500円、「ラ・ミエンヌ イタリアンガナッシュ」「同ベルジャンプラリネ」「同フレンチトリュフ」「同ベルジャンウエハース」(各4個500円)を用意した。

昨年のバレンタインは、自己需要・友チョコ用商品が不振だったが、ギフト系商品は好調だった。コンビニでは、40代女性がバランタイン商品の主な購入客層となることから、購入しやすい価格帯を意識した。昨年は、700円、800円台の商品が苦戦したことも考慮した。

<ケンズカフェ東京とのコラボ商品>
ケンズカフェ東京とのコラボ商品

一方で、好調な「ケンズカフェ東京」監修商品として、「抹茶ガナッシュ」「ルビーガナッシュ」「ジャンドゥヤガナッシュ」各9個730円、「ショコラコレクション」8個1080円を投入する。

高価格帯の商品は、職場や家庭でシェアして食べることができる個数を意識することで、パーソナルギフトではなく、みんなで楽しむバレンタインに対応する。

自己需要では、ナショナルブランドの先行販売商品を用意。ロッテ「アーモンド ルビーチョコレート」598円、カバヤ「さくさくぱんだルビーチョコレート」302円、東ハト「キャラメルコーン ルビーチョコ味」160円を展開する。プライベートブランドのファミマコレクションでも「クランベリールビーチョコ」298円を販売する。

バレンタイン市場は、会社などの義理チョコの減退を受け、2018年、2019年と2年連続で減少が続いている。一方で、自分へのご褒美や家族向け、友達向けなど、より身近な人へのギフトは伸長している。

ファミリーマートでは、自己需要、義理チョコ、シェアして楽しむといった、それぞれのバレンタインのシーンに対応した商品を用意することで、前年実績を超えるバレンタイン商戦の売上を目指す。

<スイーツは自分へのご褒美を意識>
スイーツは自分へのご褒美を意識

スイーツでは1月21日「いちごのルビーチョコケーキ」368円、2月11日「ショコラケーキ ルビーチョコソース」298円を発売する。

スイーツでは、1月にイチゴの商品が売れ、2月にチョコレートの商品が売れる傾向がはっきりしているため、1月21日から「いちごのルビーチョコケーキ」を発売した。

通常、スイーツは月~木と比べて、金、土に1.2倍売れ、週末の自分へのご褒美としてのニーズが高くなっている。一方で、バレンタインは、曜日特性ではなく、日にちの特性が強いため、バレンタイン向けスイーツとして、2月11日から「ショコラケーキ ルビーチョコソース」を発売するという。

スイーツの購入者は55%が女性となっているが、バレンタインでは購入者の65%が女性となる。バレンタイン当日に、自分へのご褒美として購入する人が多いとみており、商品価格帯も主婦が買いやすい価格とした。

<ルビーチョコリング>
ルビーチョコリング

菓子パンでは2月11日、「ルビーチョコリング」128円、「チョコパンケーキ」138円、「濃厚チョコフランス」149円を投入する。気温が下がる1月から3月にかけては、濃厚な味わいの菓子パンが売れることに対応する。

<チルド飲料でもルビーチョコを使用>
チルド飲料でもルビーチョコを使用

チルド飲料では1月21日、「ルビーチョコミント」198円を発売する。ファミリーマートでは、チョコミントブーム前の2009年6月からチョコミントシリーズのチルド飲料を発売している。今回は15品目で、初めてルビーチョコを使用した商品となった。

バレンタイン商戦では、主力の菓子だけでなく、スイーツ、パン、チルド飲料といった幅広いカテゴリーで、オリジナル商品を投入することで、売場全体でバレンタインを盛り上げていきたいという。

<バレンタインでは定番チョコも訴求する>

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