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フマキラー/「キッチン用エタノール」報道に反論

2020年03月11日 14:40 / 商品

フマキラーは3月9日、一部報道において、「キッチン用エタノールは、アルコール濃度が50%程度のものが多く、現時点ではコロナウイルスへの効果については科学的に証明されていない」等といった、自社とは全く異なる見解が表明されたことを受け見解を発表した。

キッチン用エタノールは、疾病の予防を目的としたものではないが、少なくともフマキラーが製造する製品は、新型コロナウイルスと同じ構造を持つネコ腸コロナウイルスへの不活化試験を外部試験機関(北里環境科学センター)で実施し、その効果を確認している。従って「キッチン用エタノールのコロナウイルスへの効果は科学的に証明されていない」という主張は、この試験結果とは全く相入れないものだという。

今回の報道に際し、キッチン用エタノール製品を製造するフマキラーへの事前取材は行われておらず、一部有識者の見解を論拠とし、あたかも全てのキッチン用エタノールに効果がないような一方的な説明がなされたことは、断じて納得できるものではない。

試験データの提供を含め、いつでも取材に応じる用意があり、ウイルス対策の有益な情報・手段として、広く社会に役立てたいと考えている。

フマキラーは、「ひとの命を守る」ことを経営理念に掲げており、今回の新型コロナウイルス流行に対しても、お客様に安心・安全を届けるべく、キッチン用エタノール製品の安定供給に向けた増産体制の構築等に全力で取り組んでいる。その切迫した状況下において、今回のような報道がなされたことは、フマキラー並びメーカー各社の精一杯の企業活動を侮辱・妨害する行為であり、到底看過できるものではない。

報道を受け、お客から多数の問合せ・クレームが寄せられており、こういった形で混乱が広がっていることに対し、強い憤りを感じている。また、この報道により、株主と投資家にも多大な心配を掛けることとなり、誠に遺憾だ。そして、新型コロナウイルスの広がりが世界的に重大なリスクとなっている今、感染のさらなる拡大を招きかねない一方的な情報を発信したことの責任は極めて重大であると考えており、決して見過ごすことはできない。

同社は、「お客様各位におかれましては、衛生用品の品不足等がもたらす不安な日々の中で、でき得る限りの対策を講じるべく、日々尽力されていることと存じます。ぜひとも正しい情報を知って頂き、当社製品をご活用頂きますよう、何卒お願い申し上げます」と述べている。

■「キッチン用エタノール」報道に対する当社見解
https://www.fumakilla.co.jp/new/3725/

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