うなぎパイ/製造ライン休止「止まった工場見れるチャンス」に
2020年03月13日 13:50 / 商品
お土産菓子「うなぎパイ」を製造する春華堂は3月13日~21日、浜松市の製造・見学施設「うなぎパイファクトリー」の製造ラインを休止する。
広報によると、「新型コロナウイルスの影響で、東海道新幹線の3月1日から9日までの利用者が44%減となり、高速道路など利用が減った。そのため、お土産菓子である『うなぎパイ』の売上が減ったため、製造ラインを休止する」という。3月1日~10日のうなぎパイの販売数量実績は、約50%減となった。
うなぎパイファクトリーは2005年4月に開業した「職人とのふれあい」をコンセプトとした製造・見学施設。2014年には、年間62万人が工場を見学した。
年間5日間の工場メンテナンス日は、工場見学を休止しているため、通常は休止している工場を見ることができない。広報担当の手嶋千恵さんは、「うなぎパイファクトリーは土日も製造を続けているため、休止している工場を見る機会は非常に珍しい、是非、この機会に来場して欲しい」という。
うなぎパイファクトリーは、1日あたり20万から30万本のうなぎパイを生産。年間で8000万本を生産している。今後のうなぎパイの販売は、在庫で対応する。
製造ライン休止により、実際の様子は見学できないが、工場見学・うなぎパイシアターでの製造工程映像の上映し、売店とうなぎパイカフェは営業を継続する。
従業員による館内の衛生管理と来館客の健康管理の実施を徹底するので、安心して楽しんで欲しいと呼び掛けている。
製造ラインの再開は、今後の状況を鑑みながら慎重に判断し、再開日を変更する場合は改めて知らせるという。
■うなぎパイファクトリー
https://www.unagipai-factory.jp/
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