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くら寿司/「大人寿司」で新ターゲット獲得、SDGs推進

2020年12月03日 12:10 / 商品

くら寿司は12月4日、上田勝彦氏が監修した大人メニューとして「旬の極み 大人寿司」の第1弾「瀬戸内ボラの炙り」と「はまちの胡麻醤油漬け」(各税込110円)を発売する。

<はまちの胡麻醤油漬け、瀬戸内ボラの炙り>
はまちの胡麻醤油漬け、瀬戸内ボラの炙り

12月3日行われた同社の第26期事業戦略発表会で、都心への出店と並び、今後の施策として挙げられた「新ターゲット獲得」と「SDGs推進」を両立する新商品開発の一環となるもの。

くら寿司=「子連れのファミリーで行く所」という固定イメージを払拭する、「キッズメニュー」ならぬ「大人メニュー」として、魚の伝道師・上田勝彦さん監修のもと開発。国産の天然魚にひと手間加えて、魚本来の旨味を引き出した「旬の極み」シリーズの新商品として、「瀬戸内ボラの炙り」と「はまちの胡麻醤油漬け」が登場する。

「瀬戸内ボラの炙り」は、魚独特の香りが特長の瀬戸内海で獲れた沖ボラを使用。その個性を生かすため、「焼き切り」という調理法で、皮を炙ることで、香りと旨味を引き出した。

さらに、ゆず胡椒をトッピングすることで香りと辛みのアクセントをつけ、大人好みな味わいに仕上げたという。

「はまちの胡麻醤油漬け」は、身の締まりがよくあっさりした味わいの天然ハマチを使用。天然ものの特長であるあっさりした味わいを生かすため、九州の漁師がよく食べる「りゅうきゅう」(利休漬け)という調理法を応用した。

田中信副社長は、「今まで寿司に利用されてこなかった魚や、小さすぎる魚など低利用魚などもったいない資源を活用。SDGsの取り組みでありながら、上田さんの協力も得て、戦略的に新しいターゲット獲得するための他社にはない大人向けメニューとなっている」と説明している。

今回を含め、「旬の極み 大人寿司」は年3回の発売を予定している。

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