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横浜高島屋/期限切れのパンを堆肥にして育てた野菜を使ったパン販売

2022年06月13日 11:10 / 商品

横浜高島屋Foodies’ Port2「ベーカリースクエア」内、「KANAGAWA BAKERs’DOCK」は6月15日~28日、販売期限切れのパンを堆肥に活用して育てた野菜を使ったパン「ぱんクル(ぱん+リサイクル)」を販売する。

<期限切れのパンを堆肥にして育てた野菜を使ったパン>
期限切れのパンを堆肥にして育てた野菜を使ったパン

ベーカリースクエアは、2021年3月のオープン以来、国内でも有数の規模を誇るベーカリーコーナーとして、1日1万個以上のパンを販売する中で、閉店後のパンの冷凍販売、賞味期限間近のパンを使った発泡酒の販売など、パン業界の課題でもある食品ロス問題にも取り組んでいる。

さらにオープン以降、販売期限切れのパンを定期的に山梨県北杜市の農場(化粧品、健康食品、食品の研究開発・製造・販売を行うアルソア慧央グループが運営する「アルソアレインボーファーム」)に送り、酵母と納豆菌など土づくりに良い菌を加え、菌の力で発酵させることで堆肥化。廃棄処分を避けられなかった販売期限切れのパンを堆肥の原料の一部として再利用する取り組みも行っている。昨年10月には、第一弾として、「かぼちゃ」、「サツマイモ」を収穫。3ブランド4商品を販売し、好評だった。

そして今回、「ぱんクル」の第二弾として、この堆肥を使った良質な土壌で耕作した「春菊」、「キャベツ」、「スイスチャード」を収穫し、地元・神奈川県のベーカリー3社の協力のもと商品化、環境に配慮した「循環型のパン」の販売を行う。

安心とおいしさにこだわり、長期熟成による風味豊かなパンが評判の「トレフール」(横浜市港南区)の「新じゃがと春菊のジェノベーゼ」(279円)、1937年創業の歴史あるベーカリーショップ「ローゼンボア」(同神奈川区)の「照焼きチキンとキャベツのタルティーヌ」(381円)、イタリア語で「みんなのパン」を意味する「パーネディトゥッティ」(同保土ヶ谷区)の「スイスチャードとクランベリーのフォカッチャ」(377円)などを販売する。

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