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ファミマ/PB「ファミマルベーカリー」誕生、売上2割増目指す

2023年10月16日 14:56 / 商品

ファミリーマートは10月17日、PBのパンカテゴリーを「ファミマル Bakery(ベーカリー)」に刷新し、新コンセプトの商品「中までおいしいメロンパン」を3種発売する。

<パンがファミマルの仲間入り>

同社PB「ファミマル」は2021年10月に開始。同PBローンチ以降の22カ月間、日商売上高の前年超えに貢献しており、「ファミリークオリティ」をコンセプトとした高品質な商品開発を続けてきた。今回新たに加わった「ファミマルベーカリー」は、「食べる楽しさをいつでも手軽に」をコアバリューとし、商品力向上やパッケージの刷新など、ファミマルブランドの価値向上に向けた取組を一層、推進していく。

<商品企画部の柘植幹子副部長>

今回、パンカテゴリーを「ファミマル」化した理由について、商品本部 商品企画部の柘植幹子 副部長は「目的は大きく2つあり、1つ目は商品をファミマルの開発基準に引き上げることによる品質の向上だ。そして2つ目はファミマルブランドの価値向上。元々、ファミマル自体が社内PBを1本化して誕生したもので、パンもファミマルに1本化することでPBの認知度アップを目的としている」と説明する。

<FF・スイーツ部の鈴木マネジャー>

新PB「ファミマルベーカリー」誕生に合わせて、人気商品のメロンパンをリニューアルし、新商品も開発した。商品本部 FFスイーツ部 パン・半生菓子グループの鈴木崇義 マネジャーは「ファミマルベーカリーの初年度売上は(既存のパンカテゴリーと比べて)20%増を目標としている。これまでパンの定番品リニューアルを行ってきた一環で、今回はメロンパンに着目。アンケートの結果、ビスケット生地と比べて中生地に対する顧客の印象が薄いことが分かり、中生地まで美味しくバラエティを持たせるコンセプトで商品を開発した。老若男女問わず、幅広い方々に楽しんでもらいたい」と述べた。

<パッケージを刷新>

「ファミマルベーカリー」展開にあたり、パッケージデザインも刷新。「5秒で分かるパッケージを目指す」と柘植副部長は語る。表記には、分かりやすく直感的な言葉を選び、情報を極力シンプルにした。パンの商品カテゴリごとに色を統一することで、顧客に分かりやすい売場づくりを行う。

また、商品の包材に用いるフィルムを5ミクロン薄くして(30μ→25μ)、年間225トン相当のプラスチック削減を見込む。

<ファミマ・ザ・メロンパン>

「ファミマ・ザ・メロンパン」(税込138円)は、2021年から発売している同名商品にリニューアルを重ねたもの。中生地にビス生地とは異なるフランス産発酵バターを使用することでバター量をさらに増やし、よりふんわりとした食感をアップさせた。ビス生地も配合を見直すことで、よりさっくりとした食感に改良したという。

<バタークロワッサンメロンパン>

新商品「バタークロワッサンメロンパン」(145円)は、内側がバター風味豊かなクロワッサン生地になっている。工場での製造時、パン1つ1つに手作業でザラメをつけ、高温で焼き上げた。

<生メロンパン(ミルクホイップ)>

2つ目の新商品「生メロンパン(ミルクホイップ)」(145円)は、生クリームを練り込んで焼き上げたメロンパン。もっちりとした中生地にコクのあるミルクホイップをサンドしており、ビス生地には生クリーム、加糖練乳、ミルクパウダーを配合している。

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