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ファミリーマート/世代を超えたコミュニケーション拡大で「生コッペパン」発売

2023年02月27日 15:45 / 商品

ファミリーマートは2月28日、継続して取り組んでいる5つのキーワードの1つである「もっと美味しく」の一環として、もちっと生地の「生コッペパン(たまご)」税込138円と、くちどけ生地の「生コッペパン(あん&バター入りホイップ)」138円の2種類を、全国のファミリーマート約1万6500店で発売する。

<生コッペパン発表会>
生コッペパン発表会

2月27日、東京・田町の本社で開催した「生コッペパン」発表会で、細見研介社長(写真左端)は、「昨年来のインフレにより、多くの商品の価格改定を余儀なくされた。お客様の動向が非常に心配されたが、価格改定以降も引き続き、客数、日販、客単価の重要な指標で成長を続けることができた。これは、加盟店様と一丸となり、店舗QSCを徹底しつつ付加価値の高い商品開発を継続したことを、お客様からご評価、ご支持をいただいたものと感謝をしている。2023年度も、お客様に価格以上の価値を明確に感じてもらうという商品開発の方針をしっかりと継続する。2023年度の幕開けは、幅広い世代に受け入れられ、かつ、お求めやすい価格帯でもあるコッペパンを取り上げ、生コッペパンとしてリニューアルをする」とあいさつした。

足立光CMO(写真右端)は、「近年の日本の課題の1つとして、世代間の断列がある。親と子、祖父母と孫といった家族間の関係や、職場での上司、部下といった人間関係においても、生まれた背景、時代の違いによる価値観の違いや、近年のメディアの進化・細分化を背景にした触れる情報のそもそもの違いなどに起因して色々なギャップが生まれ、これが世代間の分断と呼ばれてきた。近年のコロナ禍では色々なコミュニケーションがストップしてしまったため、この断絶がさらに進んだとも言われている。当社は、ファミリーマートという社名なんですよね。社名にファミリーが入っている企業として、この世代や家族の断絶、なんとか少しでも解決したいと考えていた」と企画の趣旨を解説した。

また、コッペパンを選定した理由について、「ファミリーマートはこの数年、特にパンのカテゴリーについてこの考え方でアプローチしてきた。具体的には、少しでも家族や友達とのコミュニケーションになるような、誰でも知っている、または誰でも一度は召し上がったことがあるような商品をキャンペーンの軸にしてきた。2021年の春には、まさに誰でも知っているカレーパンとメロンパンを大きくリニューアルして、ファミマ・ザ・パンシリーズを開始した。昨年の春には、クリームパンを一新した。そして今年は、満を持してコッペパンが登場する」と述べた。

その上で、「コッペパンは、日本の学校給食に初めて登場したパンとなる。長年にわたって学校給食で親しまれ、誰もが召し上がったことのあるパンだと思う。つまり、コッペパンというのは、どの年代の誰しもが体験を共有している数少ない事柄の1つだと考えている。そこで、カレーパン、メロンパン、クリームパンに続いて、コッペパンが世代に関係のない共通の話題として、世代間のコミュニケーションをつなぐ架け橋になるのではないかと考えた」と語った。

<生コッペパン>
生コッペパン

リニューアルでは、近年、生カヌレなど、水分をたっぷりと含むしっとりとした「生」という付加価値をつけた商品がトレンドになっていることに着目した。コッペパンの生地として、「生コッペパン(たまご)」では、生クリームを加えた生地に、さらに水分量を多く含ませて焼き上げることで、しっとりもちっとした食感の生地に仕上げた。「生コッペパン(あん&バター入りホイップ)」では、生地を丁寧に捏ね上げてから通常の3倍の時間をかけて生地を休ませ、くちどけのよい食感に仕上げるため、通常よりも低温・短時間で焼き上げた。もちっとした食感、しっとりとしたくちどけをキーワードに、新たに「生コッペパン」を開発した。

<生コッペパン(たまご)>
生コッペパン(たまご)

「生コッペパン(たまご)」では、さらにもちっとした生地を表現するための最適な配合を吟味し、発酵温度や焼成時間を調整することで、今までにないしっとりしつつも、もちっとした食感に仕上げた。また、サンドしているたまごフィリングは、従来品と比較して、たまごの風味はそのままに卵黄由来のたまごのコクをアップした。たまごの食感を残しつつ酸味をマイルドに仕上げたという。

<生コッペパン(あん&バター入りホイップ)>

「生コッペパン(あん&バター入りホイップ)」では、これまでのコッペパンの生地と比較して、たまごの量を約8倍、マーガリンの量を約15倍使用したブリオッシュ生地に生クリームを加え、しっとりくちどけのよい食感に仕上げた。また、つぶあんとバター入りホイップは、くちどけ生地の食感とのバランスにこだわり、なめらかな食感に仕上げた。

2月28日~3月13日、生コッペパンのリニューアルを記念して、「パンどれでも1品購入で、次回使えるパン全品20円引きクーポンをプレゼント」を実施。パンを購入すると、次回使えるパン全品20円引きのレシートクーポンを進呈する。

また、同期間に、ファミマのアプリ「ファミペイ」のバーコードをレジでスキャンしてパンを購入すると、20円相当のファミペイボーナスを還元する「パンどれでも1品購入で、ファミペイボーナスをプレゼント」を展開する。

さらに、2月28日~3月6日、ファミリーマート公式Twitterアカウント(@famima_now)をフォローの上、該当のツイートをリツイートすると、特設サイトで抽選で1万名に「生コッペパン」の無料クーポンを進呈するTwitterキャンペーンを実施する。

現在ファミリーマートでは、菓子パンとしてコッペパンで「あん&マーガリン」「ジャム&マーガリン」「つぶピーナッツ」、惣菜パンとしてコッペパンで「たまご」「焼きそば」「コロッケ&たまご」「ハムカツたまご」を展開している。今後も、コッペパンでリニューアル商品や新商品を発売する予定だという。

なお、「生コッペパン」発表会では、2月28日から、全国TVとYouTubeで放映を開始する「はじめての生コッペパン」編に登場する俳優の吉田鋼太郎さんと、モデルで女優の八木莉可子さんが登場し、トークセッションなどを行った。

<吉田鋼太郎さんと八木莉可子さん>
吉田鋼太郎さんと八木莉可子さん

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