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東京都/休業要請緩和「ロードマップ」発表4ステップ提示

2020年05月22日 17:50 / 行政

東京都は5月22日、「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ~『新しい日常』が定着した社会の構築に向けて~」を発表した。

<ロードマップのイメージ>
ロードマップのイメージ
出典:東京都発表資料(以下同じ)

ロードマップでは、「感染症防止と経済社会活動の両立」を図りながら、「新しい日常」が定着した社会を実現するための取組や手順を示している。

外出自粛、休業要請等の緩和措置については、ステップ0~ステップ3までの4段階で緩和措置を実施する。

国の緊急事態宣言解除の目安は、1日あたりの新規陽性者数が10人以下、週単位の陽性者の増加比率が1未満。

東京都では、1日あたりの新規陽性者数が20人以上、新規陽性者における接触歴等不明率が50%未満、週単位の陽性者の増加比率が1未満で、東京アラートを発動し、都民に警戒を呼びかける。

1日あたりの新規陽性者数が50人、新規陽性者における接触歴等不明率が50%を超え、週単位の陽性者の増加比率が2以上で、再度、休業要請を行う。

<外出自粛、休業要請等の緩和措置の内容>
外出自粛、休業要請等の緩和措置の内容

ステップ0は、現在の段階で、遊興施設、運動・遊技施設、劇場、商業施設等を対象に休業要請を実施。飲食店等は夜20時までの短縮営業で、酒類の提供は夜19時までとなる。

8割程度の接触機会の低減を目指した外出自粛のほか、クラスター発生歴のある施設の利用自粛、他県への移動の自粛を行う。学校は休校とする。

クラスター発生歴のある施設とは、接待を伴う飲食店等、カラオケ、ライブハウス、スポーツジムを指す。

ステップ1~3は、5割程度の接触機会の低減を目指した外出自粛のほか、引き続き休業要請となる施設の利用自粛、クラスター発生歴のある施設の徹底した利用自粛、他県への移動の自粛を継続する。

学校については、オンライン学習等の家庭学習と組み合わせ、登校日の設定数を変更して対応する。

ステップ1では、飲食店などは、営業時間の一部緩和を実施し、夜22時までの営業を要請する。また、50人までのイベント開催は可能となる。

都民の文化的・健康的な生活を維持する上で必要性が高い施設である博物館、美術館、図書館などの休業を緩和。入場制限等を設けることを前提に施設を再開する。

ステップ2では、引き続き、飲食店などは、営業時間の一部緩和を実施し、夜22時までの営業を要請する。また、100人までのイベント開催が可能となる。

クラスター発生歴がなく、3つの密が重なりにくい施設である劇場などの休業要請を緩和。入場制限や座席間隔の留意を前提に施設を再開する。

ステップ3では、飲食店などは、営業時間の一部緩和を実施し、夜24時までの営業を要請する。また、1000人までのイベント開催が可能となる。

クラスター発生歴があるか、またはリスクの高い施設を除き、入場制限等を前提として全ての施設を再開する。

ステップ3を経て、適切な感染予防策を講じたうえで、全ての施設について緩和する予定だ。

<休業要請の緩和ステップ(施設別)>
休業要請の緩和ステップ(施設別)

生活必需物資の小売関係等以外の店舗、生活必需サービス以外のサービス業を営む店舗、劇場、観覧場、映画館又は演芸場等、集会場、公会堂、展示場、ホテル又は旅館(集会の用に供する部分に限る)等は、ステップ2から再開する。

ネットカフェ、漫画喫茶、マージャン店、パチンコ屋、ゲームセンター、遊園地等などは、ステップ3から再開する。

<暮らしや働き方の「新しい日常」>
暮らしや働き方の「新しい日常」

新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ

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