クックパッド/明治、カゴメなど7社と料理動画広告の実験配信

2017年12月18日 18:00 / IT・システム

クックパッドは12月18日、自社が運営する「cookpad storeTV」で、2018年1月から料理動画広告のトライアル配信を開始すると発表した。2018年4月以降に、正式な広告商品として販売する予定だ。

<参加メーカー>
参加メーカー

cookpad storeTVは、全国のスーパーマーケットなどの流通チェーンと連携し、店頭の生鮮売場で料理動画を配信する新サービス。

2018年1月から、店頭の生鮮売場に設置したサイネージ端末に、大手食品・飲料メーカーの商品を活用した料理動画広告のトライアル配信を開始する。

料理動画広告は、エリア・チェーンごと限定配信をすることが可能となっている。

これにより、販売エリアが限定されている商品の広告や、各メーカーにおいて流通チェーンごとに設定されている販売促進費を使った施策など、広告主のニーズに応じて対応できる。

サイネージ端末のカメラ機能を使用して広告を閲覧した買い物客の人数をカウントアップすることができるため(プライバシーに配慮し、動画と画像などは端末上、ネットワーク上共に保存・送信していない)、広告接触人数を計測することも可能という。

今回のトライアル結果を踏まえ、2018年4月以降に正式な広告商品として販売を開始する予定だ。

カゴメ広告部担当者は、「レシピ動画と店頭を直につなげる事によって新しい動線が生まれるのか、クックパッドのノウハウを生かした新しい取り組みに期待している」とコメント。

キッコーマン食品のプロダクト・マネジャー室担当者は、「和風そうざいの素『うちのごはん』や、焼肉のたれ『わが家は焼肉屋さん」を活用したレシピを提案する。日頃、献立に悩んでいるお客様に対し、メニューのバリエーションを広げるお手伝いができればと思う」とコメントしている。

はごろもフーズの事業戦略室担当者は、「cookpad storeTVを通じて、鮮魚・青果・精肉の売場でお客様と弊社製品に新しい出会いのきっかけが生まれることを楽しみにしている。視覚を通して記憶に残り、さまざまなメニューで食卓に登場する機会が増えることを期待している」と述べた。

マルコメの販売企画課担当者は、「クックパッドが持つ、幅広い年齢層の高い認知度を生かしたレシピ動画の店頭展開の反応が楽しみだ。商品と連動しやすいリアルな場でプロモーションができるため、購買にもつながると理想的だと思う」と述べている。

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。

メルマガ無料登録はこちら

IT・システム 最新記事

一覧

クックパッドに関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧