有楽町マルイ/IoTとAIでトイレの混雑を回避する実証実験
2018年03月20日 11:00 / IT・システム
丸井グループは3月23日~5月21日、旭硝子(AGC旭硝子)、バカンと3社共同で、有楽町マルイで、IoTとAIを活用してトイレの混雑を回避する実証実験をする。
2階から4階の女性トイレ、4・6・8階のみんなのトイレ、5階の授乳室にセンサーを設置。2階のトイレのうち1台にデジタルサイネージを設置する。
トイレや授乳室の空き状況をリアルタイムに案内できる最新技術を使い、お客の不を取り除くとともに、トイレに行列がない時は、広告を配信することでトイレの収益化を目指す取り組み。
丸井グループは、店舗でのトイレの行列や混雑というお客の悩みを解決するために、IOT(モノのインターネット)とAI(人工知能)を活用し、トイレの空き情報をリアルタイムに配信するサービスと、あらゆるガラス面を液晶ディスプレイにする技術を組み合わせ、新たな実証実験を実施する。
各階のトイレの個室に取り付けたセンサーが、利用状況を判断し、リアルタイムでその情報を離れた場所のデジタルサイネージに反映させることにより、お客はその場に行かなくてもトイレの空き情報がわかる仕組み。
グループ2階のトイレ内に、AGC旭硝子のガラスに液晶ディスプレイを直接貼り付けた薄型のサイネージ、infoverreで、場所を取らずクリアな映像を表示する。
infoverreは、建物外装や内装ガラス面に、液晶ディスプレイを直接貼ることによりクリアな映像を実現した、ガラス一体型デジタルサイネージ。Amazon.com,Inc.またはその関連会社AGC旭硝子の商標または登録商標となっている。
混雑のない時間帯には「VDO」技術を利用し、AIが空き情報を分析して広告配信に切り替える。
VDO(Vacant-drivenDisplayOptimization)は、混雑状況に合わせて、デジタルサイネージ表示を最適化し、集客力を向上させる独自の技術。バカンが独自開発した特許技術となっている。
この取り組みを通じて、お客に空いているトイレをご案内し混雑緩和を実現するとともに、広告配信による収益拡大新規顧客の創出につなげる。
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