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住友商事/セブンイレブンも活用、横浜市に都市型物流施設を稼働

2018年05月07日 18:00 / IT・システム

住友商事は5月7日、横浜市緑区に住友商事として初めてランプウエイ型物流施設「SOSiLA横浜港北」を開発し、3月末に施設が本格稼働したと発表した。

<SOSiLA横浜港北>
SOSiLA横浜港北

環境に配慮した都市型物流施設で、消費地向けラストワンマイルの大型物流拠点を担う。

1階フロアは、アサヒロジスティクスと賃貸借契約を締結し、セブン-イレブン・ジャパン向けとして全国で初めて同一施設内で三温度帯に対応した戦略的物流拠点として稼働を開始した。

施設が消費地に近くトラック配送効率の大幅な改善が期待できること、少ないフロア数で高効率オペレーションが可能なこと、周辺人口に恵まれ雇用環境が優れている点などが評価され、その他ヤマト運輸など複数社と賃貸借契約を締結した。

他の区画で入居企業を募集しており、今後もマルチテナント向け大型物流施設としての価値向上に取り組む。

近年インターネット通販の拡大などによる人手不足の深刻化を背景に、物流の効率化ニーズが高まっている。

SOSiLA横浜港北は、消費地へのアクセスに優れた第三京浜道路「港北インターチェンジ」周辺の好立地にあり、神奈川内陸エリア・東京城西城南エリア向けのラストワンマイル(物流施設からエンドユーザーまで商品を運ぶ配送の最後の区間)として短時間納品や多頻度配送を実現させることで、物流の効率化に寄与する。

1階から3階までトラックが直接アクセスできるランプウエイ型半屋内中央車路方式を採用することで、施設外部への騒音等の影響を最小化したうえで荷物の積み下ろしを効率的に行える設計を採用した。

施設内は、庫内作業に適した平均照度300ルクス(LED照明)を確保したほか、共用部に無料Wifiを装備したラウンジやシャワールームを設置し、働く環境の充実を目指す。

環境へ配慮した取り組みとして、最上階の温熱環境改善を目的に屋上緑化や太陽光発電パネルを敷設し、高い遮熱効果を実現したという。

施設概要
所在地:神奈川県横浜市緑区上山1-15-1
最寄駅:JR横浜線・横浜市営地下鉄グリーンライン「中山」駅徒歩15分
敷地面積:39,064.11m2
延床面積:87,443.56m2
構造・階数:鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)、4階建
着工年月:2016年8月
竣工年月:2017年9月

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