セイコーマート、アインズ&トルペ/QRコード決済「&Pay」を実験導入
2019年03月08日 14:55 / IT・システム
セイコーマートとアインズ&トルペは6月まで、エムティーアイが運営する、金融機関の口座と直結したスマートフォン決済サービス「&Pay(アンドペイ)」の実証実験を実施する。
「&Pay」は、金融機関の更新系APIとの連携により、クレジットカード会社などの中間事業者を介さず、銀行口座とダイレクトに繋がる新しい決済・送金手段。
アプリ上で、現金を動かすスマホ決済サービスとなる。
決済は、スマートフォンをお店のQRコードにかざして、読み込むだけで完了するので、現金を扱う手間やストレスも軽減できる。
クレジットカード要らずで、銀行口座と直接繋がっているため、チャージも不要となっている。
加盟店での決済時に自分の口座から直接支払いができ、その履歴をアプリでリアルタイムに確認することが可能。
キャッシュレス決済であっても、使ったお金が見える安心感を得られる。
これにより、これまで国内でキャッシュレスが普及しない要因のひとつとしてあげられてきた「使いすぎる不安」が払拭されると期待されている。
加盟店は、スマートフォンを利用して決済できるので、専用機器は不要。加盟店手数料は、初期導入費・月額費用なし、決済手数料1.8%となっている。
加盟店への入金は翌日行われるので、資金回収サイクルの短縮にもつながるという。
今回、北洋銀行との連携を見据え、2019年1月より札幌市内でセコマと、アインファーマシーズの協力のもと、「セイコーマート大通ビッセ店」と、「アインズ&トルペ大通ビッセ店」にて「&Pay」を活用したキャッシュレス決済の実験を開始した。
対象店舗は「セイコーマート大通ビッセ店」、「アインズ&トルペ大通ビッセ店」。
対象者は、セコマ、アイン、北洋銀行の各従業員となっている。
北海道内の銀行として最大の顧客基盤を持つ北洋銀行と、道内で1000店舗以上展開しているコンビニエンスストア「セイコーマート」、札幌に拠点を置き、全国的に店舗を展開しているコスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」が取り組みに参加することで、北海道の経済圏におけるキャッシュレス化を加速する。
政府は、2019年10月に消費税率を10%へ引き上げることを表明し、軽減税率対策として中小小売店などでキャッシュレス決済を行った場合、原則全ての商品・サービスを対象に購入額の2%を消費者へ還元することを検討し始めている。
2025年には現在18%であるキャッシュレス決済比率を40%まで引き上げる目標を掲げており、金融機関と小売店舗、コスメ&ドラッグストア、スマートフォン決済事業者の4者が協力体制をとり、日常におけるキャッシュレス決済の利便性を検証する。
現在、「&Pay」は、常陽銀行(茨城県水戸市)との連携をスタートしており、茨城県内の個人商店や飲食店、スーパーマーケットを中心に2018年度内に加盟店を1000社とすることを目標としている。
さらに、2020年までには、国内300の金融機関との連携を目指している。
■問い合わせ先
エムティーアイ
ソリューション事業部 FinTechサービス部
TEL:03-5333-6405
E-mail:fintech.info@mti.co.jp
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