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かとりストア/電子レシートサービス「スマートレシート」導入

2019年07月17日 11:25 / IT・システム

東芝テックは7月11日、長崎県のスーパーマーケットかとりストアが電子レシートサービス「スマートレシート」を長崎県内のスーパーマーケットとして初めて導入すると発表した。

<スマートレシートの利用方法>
スマートレシートの利用方法

スマートレシートは、レシート情報(買い物履歴)をデータで受け取り、一元管理するスマートフォンアプリ。5月現在、コープ東北の4生協、とりせん、カメガヤ、など43社651店が導入し、10万6000人の会員を有している。

スマートフォンでの買い物履歴の確認以外に、電子レシート上で購買証明を発行しハガキに切手を貼らずにスマホで応募できるキャンペーン機能や、購入履歴を基にターゲットを選定して配信するオンラインクーポン機能、購入金額に応じて自動押印するデジタルスタンプカード機能といった、新たな販促プラットフォームの提供により、導入企業は集客力向上や顧客満足度向上が期待できる。

これまで紙で発行されていたレシートの不便な面(財布の中での管理や、家計簿などへの二次利用に手間がかかる点)を解消することで顧客満足度を向上し、店舗側にとってはレシート用紙のコスト削減にもつながるソリューションとなる。

店舗の経費節減とお客にとっての家計簿管理の効率化、独自の販促キャンペーンの展開など、多岐にわたるメリットが期待されることから、スマートレシートの導入が進んでいる。

今後は、お薬手帳との連携、レシートの多言語対応、購買情報のビッグデータ活用へも、つなげていく予定だ。

今年度は、月数社ペースで稼働する予定で、数年以内のアプリ利用者数100万人達成を目指す。

なお、かとりストアは、1969年3月に法人化した地域密着型の食品スーパー「かとりストア」のほか、2012年11月に、大村市の市街地再開発事業中核テナントとして、「コレモおおむら」内に産直市場「大きな新鮮村」を出店運営している。

■スマートレシート
http://www.smartreceipt.jp/

■かとりストア
http://www.katori-store.com

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