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東芝テック/飲食店で音声認識活用セルフオーダー実証実験

2019年07月22日 13:20 / IT・システム

東芝テックと沓間水産は7月下旬から9月下旬、静岡県沼津市の「沼津魚がし鮨沼津港店」で、音声認識を活用したセルフオーダーの実証実験を実施する。

<音声認識画面>
音声認識画面

人材不足が深刻化しており、飲食業界でも省力化対応のニーズはますます高まっている。実証実験は、最新技術を活用して、飲食業界の売上拡大と人材不足の解決を目指す一環。

実験では、お客自身で簡単にオーダーができるセルフオーダーシステム「RelaxOrder」に、お客の声でメニュー検索する機能を追加する。検索した結果は候補として表示され、注文したいメニューを選択することができる。

<注文画面>
注文画面

今回は、お客の利便性向上を主に検証する。お客は音声を使うことでメニューを探す手間が減り、店舗スタッフは、お客からのメニューに関する問い合せが減ることで、接客など他の業務に注力でき、省力化とサービス性の向上が期待できる。

来店客自身でオーダーできるセルフオーダーシステムを発展させて、今後はお客にもっと食事を楽しんでもらうため、音声技術と、人工知能(AI)を搭載したテーブル専属のコンシェルジュとなるようなセルフオーダーシステムの開発に取り組む。

画像認識により客層を分析し、そのお客に最適なレコメンドを行ったり、ドリンク残量が少なくなるとおかわりを勧めるといったことを想定している。東芝テックでは、最新技術を活用して、飲食業界の売上拡大と人材不足の解決を目指す。

<実証実験のイメージ>
実証実験のイメージ

沓間水産は、沼津魚市場で競り権を持っている鮨屋、「沼津魚がし鮨」などを展開する。毎朝競り落とした駿河湾の幸を静岡全般・東京・横浜方面で食べれるように、加工から配送までシステム化している。江戸前鮨、流れ鮨、宅配鮨、お持ち帰り鮨など、あらゆる形態の鮨屋を運営している。

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