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ビームス/「予算管理システム」導入、月次で経費開示可能に

2020年01月27日 15:10 / IT・システム

企業マネジメントの生産性を革新するアバントグループにおいて、経営管理システムのコンサルティング事業を手がけるジールはこのほど、ビームスホールディングスに予算管理システムを導入したと発表した。

予算管理においてビームスでは、「作業負担が限界に達していたExcelによる経費開示業務を効率化したい」「半期に一度に行われていた経費開示を月次まで短縮したい」「ツールをベースに、業務プロセスの改革を推進したい」といった要望があった。

今回、ジール独自のテンプレートで「Oracle PBCS」の短期導入を実現。経費実績の開示を月次に短縮し、「数字を見る文化」を社内に浸透させ、予算管理業務の改革を成功させた。

ビームスで顕在化していた課題は、Excelを用いた店舗、事業部の経費実績管理業務の負担増加だった。

課題の解決に向け、予算管理システムの導入を決断。複数ベンダーのソリューションを比較検討した結果、最終的に日本オラクル社の予算管理システムである「Oracle Planning andBudgeting Cloud(以下:Oracle PBCS)」を選定した。

そして、今回の導入パートナーとしてジールを採用する大きな決め手となったのが、ジールが開発した予算管理のための汎用テンプレートである「ZEAL Oracle PBCS ソリューション」の存在だったという。

「ZEAL Oracle PBCS ソリューション」は、ジールの予算管理システムのノウハウを凝縮し、多店舗展開の流通・小売業の業務をテンプレート化したソリューション。Excelからの操作を可能とする数々の機能を提供するほか、組織や店舗の追加・変更といったマスタデータのメンテナンスに関する作業を容易にするExcelシートを提供する。

このソリューションを活用することで、短期間かつ低コストでの導入が可能であるほか、「Oracle PBCS」に関する専門的な知識を習得せずとも、高度な運用ができ、顧客の要件に応じて、柔軟なカスタマイズが可能となっている。

ビームスは、「コンサルティングをもとに一からシステム作り上げる形ではなく、ジールには、予算管理のための汎用テンプレートがあった。これをベースとすることで、システムの短期導入が可能となるほか、業務改革も実現できると考えました」とコメントしている。

導入効果として、ジールの支援のもと「Oracle PBCS」を導入し、経費開示業務を大幅に効率化。ジール独自の汎用テンプレートの活用とサポートにより、タイムリーな経費開示が可能になった。さらに、汎用テンプレートで、予実管理までを見据えた将来的な業務改革への展望を策定した。

「Oracle PBCS」の導入によって、これまでは3カ月ほどの遅延が生じていた半期ごとの経費実績の開示が、Oracle PBCS の導入後は、月次で開示ができるようになるなど、サイクルの短縮化を実現。このほかにも、従来は属人的な側面があった店舗損益表、事業部損益表の作成が「Oracle PBCS」の導入により汎用化され、他の担当者に容易に引き継げるようになったことも大きなメリットだとビームスでは評価している。

また、今回の「Oracle PBCS」の導入を契機として、経費実績の管理だけでなく、予実管理にも踏み出していく考えを固めている。

導入当初は10だったアカウント数も25に増やし、各本部長に配布。経費の状況をその都度、確認してもらうなど、「Oracle PBCS」の活用により、売上や利益だけでなく、経費も含め多角的な視点で「数字を見る文化」を社内に浸透させていく方針だ。

■問い合わせ先
ジール 戦略営業部
担当:佐藤
TEL:03-5422-8477

■ZEAL Oracle PBCS ソリューション
https://www.zdh.co.jp/service/pbcs2/

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