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ECコマース/受注管理系システム間のデータ連携「出荷トラブル」軽減

2020年02月25日 14:20 / IT・システム

アプリケーション開発・販売とEC物流コンサルティングを手掛けるインフィニティーオクターバー(IO)は2月20日、ERP(基幹系システム)、OMS(受注管理システム)、WMS(倉庫管理システム)など各種システム間のデータ自動連携ツール「WMSES」の販売を4月1日から開始すると発表した。

「WMSES」はIOが開発し、IOがコンサルティングを手掛けるEC事業者やEC事業者から出荷代行等を委託を受ける物流関連事業者を主とした30社余りで利用されており、従来AccessやFileMakerなどを使って手動で行っていたデータ変換作業を自動化するサービス。

Salesforce、NetSuiteなどの基幹系、ロジザードZEROなど倉庫管理系、ネクストエンジンなど受注管理系のシステム間のデータ連携を容易とし、Eコマースにおける出荷トラブル軽減に寄与する。

昨今、口コミを背景として「WMSES」に関する照会が増加してきたことから、今回、あまねく提供を開始する。販売開始特典として、先着50社を対象に「WMSES」の初期費用の無料キャンペーンを実施する。

<初期費用無料キャンペーン>
初期費用無料キャンペーン

今や、多くの企業がそれぞれの用途に応じて複数の業務システムを採用している。それはEC事業者にとっても例外ではない。

顧客からの注文を適正に処理しかつ販売可能数をコントロールするOMS(受注管理システム)、顧客への出荷と倉庫における在庫実数を管理するWMS(倉庫管理システム)、会計業務などを取り扱うERP(基幹システム)や請求書発行システムなどEC事業者の根幹を成すそれぞれの分野ごとに成熟した製品・サービス群が各社から提供され、多くのEC事業者がそれら複数のシステムを組み合わせて利用し最適化を図っている。

ただし、これらの複数システムの組み合わせ利用にあたっては、システム間のデータ連携の際には多くの場合データフォーマットなどの変換が伴う。IOのデータ自動連携ツール「WMSES」を利用することにより、これまでAccessやFlieMakerを用いて手動で行っていたデータ変換作業を行うことなく、複数システム間のデータ連携を可能とする。

現在「WMSES」を利用中の30余社では、主としてERPやOMSとWMSとのデータ連携に用いられており、EC事業者とEC事業者から委託を受ける物流関連事業者における出荷トラブル軽減に寄与している。

IOでは、これまでWMSESの積極販売は行っていなかったが、昨今問い合わせがよく寄せられるようになったことから、4月1日から販売を広く開始するという。

「WMSES」が接続実績を持つ製品・サービスとして、会計では、FXシリーズ (TKC)、勘定奉行 (オービックビジネスコンサルタント)、Salesforce (セールスフォース・ドットコム)、NetSuite (日本オラクル)、弥生シリーズ (弥生)、EC構築パッケージでは、ecbeing (ecbeing)がある。

受注管理は、CROSSMALL (アイル)、TEMPOSTAR (NHN SAVAWAY)、NEXT ENGINE (Hamee)、倉庫管理では、Inter Stock (オンザリンクス)、ロジクラ (ニューレボ)、ロジザードZERO (ロジザード)、請求書発行では、マネーフォワード (マネーフォワード)、MakeLeaps (メイクリープス)、Misoca (Misoca)がある。

■初期費用無料キャンペーン
http://bit.do/wmses

■問い合わせ先
インフィニティーオクターバー
担当:越智(おち)
sato.ochi@infinity-octaver.com

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