流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





スープストックトーキョー/「Shopらん」全67店舗導入で店舗作業削減

2020年07月28日 13:10 / IT・システム

ドリーム・アーツは7月28日、食べるスープの専門店「スープストックトーキョーの全67店舗に、多店舗オペレーション改革を支援するクラウドサービス「Shopらん(ショップラン)」を導入したと発表した。

「Shopらん」は、多店舗企業の本部・店舗間コミュニケーションに特化したクラウドサービス。アダストリア、すかいらーく、RIZAPなど幅広い業種・規模で採用され、導入店舗数約3万7000店・利用人数約53万人(海外含む)となっている。

サービス基盤として日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用し、利用規模の変化やコンテンツの増加にも柔軟に対応できる環境を実現している。

スープストックトーキョーでは「Shopらん」を活用することで、ブランド体現者である店舗のオペレーションを圧縮し、業務負荷を低減することで店舗における「心のこもったおもてなし」をさらに高いレベルへと向上させることを目指す。

スープストックトーキョーでは「世の中の体温をあげる」という理念のもと、店舗スタッフが「ブランドの体現者」として顧客に心のこもったおもてなしを提供している。

スープストックトーキョーの魅力は、商品のおいしさや接客の素晴らしさはもちろん、そこで働く「人」もそのひとつ。そのために、店舗スタッフが楽しく働ける環境づくりや施策を実施している。

ブランドの体現者である店舗スタッフがよりクリエイティブな発想のもと心のこもったおもてなしを実現していくためには、物理的にも心理的にも余裕がある状況をつくる必要がある。

スープストックトーキョーでは、「Shopらん」導入以前からMicrosoft 365を導入しており、Outlook、Teams、SharePointなどを活用していた。

これらはサポートセンター(本部)における柔軟なやりとりにおいて便利に活用できる反面、店舗スタッフにとっては使いづらい面があった。

今回、本部-店舗間コミュニケーションに特化した「Shopらん」を導入することで、情報整理・タスク管理の削減、店長頼りにならず、パートナー(アルバイトスタッフ)が自ら情報を把握できる体制、進捗の見える化などを図った。

<情報整理、進捗の見える化など実現>
情報整理、進捗の見える化など実現

これまで、店舗に届く情報は、主にOutlookメールであり、その内容はフリーフォーマットの本文と、添付ファイルだった。

フリーフォーマットでの情報は、情報を気軽に発信しやすい反面、本文中のどこに重要な情報があるかなど統一が難しいとされている。

これに「Shopらん」を活用することで、情報をテンプレート化し、店舗にとってわかりやすい内容にして届けることを推進している。

たとえば、商品の納入数量の情報などは、全店分の情報が記載された添付ファイルを表示して自店にかかわる情報を見つけ出すのに手間がかかっていた。

「Shopらん」では、自動的に自店の情報だけをフィルタして本文内に表示させる機能が備わっており、店舗における業務効率化につながっている。

また、これまでパートナーに対しては、店長が情報を整理したうえで周知していましたが、「Shopらん」導入により、パートナー自身が自発的にサポートセンターから届く情報を確認することが出来るようになった。

これまで、ユニットリーダー(複数店舗を統括するリーダー)は店舗の進捗状況をリモートで把握することが難しく、臨店時に「進捗を確認する」という作業が発生していた。

「Shopらん」導入により、店舗の進捗状況がリモートでも一瞬で把握できるようになることで、臨店時の進捗確認の作業を圧縮でき、これまで以上に創造的なコミュニケーションの時間を創出できる。

ユニットリーダーは、担当店舗の進捗状況をダッシュボードのように「Shopらん」の画面上で一覧化でき、優先的にフォローすべき店舗を把握することにも役立っている。

<担当店舗の進捗状況ダッシュボード>
担当店舗の進捗状況ダッシュボード

スープストックトーキョーでは、これらの「Shopらん」活用の取り組みにより、導入半年後を目途として、1店舗あたり月間3時間、サポートセンターはトータル月間10時間のオペレーション圧縮を目指す。

その結果として、スープストックトーキョーのブランド体現者である店舗スタッフの物理的・心理的な余裕を創出することで、より一層クリエイティブな発想のもと、心のこもったおもてなしに専念できる環境を作っていく。

スープストックトーキョーの江澤 身和取締役副社長 兼 店舗営業部部長は、「スープストックトーキョーではブランドの体現者として店舗スタッフひとりひとりがお客さまに心のこもったおもてなしすることを心がけています。これまでも、店長をはじめ店舗スタッフは常に努力をしてくれているのですが、サポートセンターと店舗の間に存在する煩雑なオペレーションを圧縮することで、今以上に店舗スタッフが力を発揮し、輝ける環境を整えることができると考えています」。

「今回、その実現に向けて、数多の大手チェーンでの導入実績やノウハウに期待して『Shopらん』を採用しました。これらの取り組みが、『世の中の体温をあげる』というスープストックトーキョーの理念にも貢献していくことを期待しています」とコメントしている。

■Shopらん
https://shoprun.jp/

■問い合わせ先
ドリーム・アーツ
住所:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー 29階
カスタマーサクセス統括本部 広報担当 堀井
TEL: 03-5475-2502 
E-mail: pr@dreamarts.co.jp

関連記事

IT・システム 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧