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心斎橋パルコ/オンラインのバーチャルツアーなどデジタル活用

2020年11月10日 16:00 / IT・システム

パルコは11月10日、大阪市で20日に開業する「心斎橋 PARCO」で取り組むデジタル活用施策を発表した。

今回、新たな施策として11月17日~12月31日、バーチャルツアーと題し、3Dビューで自宅から実際に心斎橋PARCOに来たような体験を提供するオンラインコンテンツを提供する。

<バーチャルツアーのイメージ>
バーチャルツアーのイメージ

360°カメラを活用して心斎橋PARCOの見どころを撮影、心斎橋PARCOのWEBサイト内で無料公開する。ショップや、館内に展示されたパブリックアートなど、心斎橋PARCO館内の十数カ所を360°カメラで撮影、開業したばかりの心斎橋PARCOの様子を、実際に館内を歩いているような感覚で垣間見る事ができる。

これまでも、新型コロナウィルス流行を受けて、会場に来れないお客にもパルコのコンテンツを楽しんでもらうために、渋谷PARCO4階「PARCO MUSEUM TOKYO」を中心に、360°カメラを活用したオンラインコンテンツの配信を実施してきた。

オンラインでもオフラインでも、お客が好きな場所や好きな方法で店内のさまざまなコンテンツを体験し、買い物も楽しめるショッピングセンターを目指す。

<遠隔操作ロボットによる顧客案内>
遠隔操作ロボットによる顧客案内

また、館内でのお客とのコミュニケーションにも最新のテクノロジーを活用。11月23日まで、遠隔操作ロボットによる、顧客案内の実証実験を行う。

大阪大学大学院基礎工学研究科とサイバーエージェントによる共同プロジェクトの一環として、「働きたい人が、時間や場所に縛られずに、接客できるプラットフォーム」の実証実験をする。

店内に遠隔操作ロボットを設置し、離れたところに居るオペレーターが、ロボットを通じてお客と会話をし、館内の案内をする。

今回の実証実験においては、オペレーターの人数より多い台数のロボットを館内に配置、少ない人数でより多くの拠点のお客を目的の場所へ案内する接客に挑戦する。

ロボットを活用して人間のできる業務範囲を拡張し、省力化とサービス拡充の両立を目指す。

<多言語対応も推進>
多言語対応も推進

日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語・タイ語に対応した、音声と画面操作両方に対応するインフォメーションシステムを1階インフォメーションカウンターに導入する。例えば「ATMはどこですか?」「お寿司が食べたい」などと話しかければ、必要な情報を案内する。

「5階には何があるのだろう?」「レディスのファッションはどんなショップがあるのかな?」などの質問に対しては画面操作で効率的に情報を探すことができる。感染対策としてSIAAマーク取得済の抗菌・抗ウイルスフィルム(RIKEGUARD リケガード/リケガード リベックス)により表面をカバーするという。

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