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リンコム/チェーンストア向けクラウドサービス「店番長」に写真共有機能追加

2021年06月16日 13:10 / IT・システム

リンコムは6月16日、店舗運営の実行管理に特化したチェーンストア向けクラウドサービス「店番長」に、新機能「フォトレポート」を追加した。

「店番長」は、多店舗運営に特化したクラウド・ソリューション。店番長を使って本部-店舗間の指示や通達をやり取りすることで、チェーンストア運営の数々の課題を解決し、「実行力アップ」や「業務効率化」を実現することができる。

「フォトレポート」機能は、店番長の利用企業であるツルハホールディングスへの取材と協力を得て、具体的な利用シーンに合致するよう開発した。「店番長」の基本機能で、店舗からスムーズに売場写真を収集。大量の写真を限定公開URLで関係者に共有、30日で自動削除されるという。

店番長の標準機能として追加搭載され、6月下旬より、アップデートとして自動的に提供・反映される予定だ。

<「フォトレポート」機能を追加>
「フォトレポート」機能を追加

一般的に、チェーンストアで仕入れを担当するバイヤーと、商品の仕入れ先である製造会社との間で、商品の販売数を向上させるため、売場の展示強化策などを話し合い、実施後に実店舗での陳列状態の写真を共有するシーンがある。

これまでこうした写真を両社で共有するには、まず店舗で写真を撮影し、それを担当者がシステムで収集したのち、画像ファイルをメールに添付する手法がよく利用されてきた。

しかし、対象の店舗数が多く、撮影箇所が多くなればなるほど、必然的に画像の数が膨大になり、ファイルサイズも大きくなってしまう。このため、意図的に画像の解像度を下げてファイルを作成する、などといった無用な苦労が課題となっていた。

利便性やセキュリティにも配慮した「フォトレポート」機能とは

新機能の「フォトレポート」は、店番長の基本機能を活用。店番長は店舗のタブレットなどを使用することで、画面上から写真をダイレクトに投稿できる。本部から店舗へ指示として依頼した売場写真の撮影に対し、収集できていない店舗や鮮明でない写真が一目瞭然にわかるため、本部の担当者が催促機能ややり直し機能を使ってスムーズに写真を収集することが可能となる。

店舗から全て写真が収集できたら「フォトレポート」機能を使い、Webページを作成。このページは、売場や地域順に見やすくカタログ形式で整理される。拡大表示や印刷もできる。

さらに、関係者間で共有しやすい仕組みを搭載した。

関係者には、URLを知らせるだけで簡単にレポートが共有できる。なおかつ、このURLは予測不可能な文字で構成されており、公開先を関係者のみに限定可能。また、セキュリティーに配慮し、30日で自動的にレポート用に出力されたファイルが全て削除される。

こうした仕組みは、昨今叫ばれているメールへのファイル添付+パスワード暗号化(いわゆるPPAP)の廃止にもつながり、仕入れ先のメーカーをはじめとした関係者間で安全に写真を共有することにもつながる。

■問い合わせ先
リンコム 店番長事業部
E-Mail:sales@linkcom.com
TEL:03-6679-3411
https://www.linkcom.com/miseban/

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