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【PR】多店舗運営支援/「店番長」に生成AI搭載、業務指示を作成

2023年12月08日 10:30 / IT・システム

リンコムは12月5日、チェーンストアDX「店番長」にOpenAI社の生成AI(GPT-4 Turbo)を使った「AI指示アシスタント」機能をプレビュー搭載したと発表した。

この機能には、リンコムがこれまで100社以上のチェーンストア企業に「店番長」を導入支援した店舗運営のノウハウが集約されており、生成AIと組み合わさることで機知に富んだ受け応えで業務指示を作成できる。

<AI指示アシスタント搭載>

「店番長」はチェーンストアの本部から店舗への業務指示の実行力UPに特化したクラウドサービス。本部と店舗の円滑なコミュニケーションを促すためのさまざまな機能とカスタマーサクセスによる運用支援により、店舗の対応漏れを防ぎ実行力を引き出すサービスとなっている。現在、店番長を使っている企業は100社以上あり、業務指示の実行完了率は平均で93%に達している。

本部と店舗のコミュニケーションで発生するロスについては、昨今大きな問題として取り上げられることが増えてきた。たとえば、商品の提供時期の間違いやポスターの貼り間違いなど、単純なミスが、その後のブランド力や風評に大きな爪痕を残すことも少なくない。

こうした問題発生の多くは、チェーンストア本部が店舗に対する業務指示を投げっぱなしにしてしまい、管理責任を過大に店舗に委ねていることから起こる。本来、指示を発した本部がその責任において店舗と二人三脚でミスや対応漏れを防ぎ実行力の向上に取り組む姿勢が重要となる。

一方で本部の体制に目を向けると、店舗運営の責任者や推進する立場の人が、本部の各部署から発信される業務指示に対し、改善指導を行なったり、テンプレートを作ったり、中には承認フローを設けて専任者が全ての指示の書き直しを行ったり、日々弛まぬ努力を行う企業もある。しかし、必ずしもうまくできているケースばかりではなく、店舗にとって実行しやすい指示伝達にまで配慮できず店舗に多大な負担をかけてしまう状況も見られ、多くは個人スキルに依存しているのが現状だ。

このような背景で作成される業務指示は、週に約40通が店舗に発信され(店番長ユーザー企業平均)、年間にすると2000通の業務指示がそれぞれの店舗に届く。売場面積の広い店舗を持つ企業では指示件数はさらに多く、週に約300通が配信される。

そこで、リンコムでは、これらの課題に向き合い、業務指示の作成業務を生成AIの力で支援する「AI指示アシスタント」機能を開発した。

<AI指示アシスタント>

ユーザー(本部の方)が指示の断片情報を入力すると、これまでリンコムが顧客への支援で培ったノウハウ(知見)と店番長アプリ上に設定するコンテキスト情報をシステムプロンプトとして組み合わせてインプットし、生成AIによっておすすめの業務指示が数十秒で生成される仕組みとなっている。

例えば、短いフレーズを入力するだけで、キャンペーンに由来する機知に富んだ業務指示が生成できる。「ファストフード」チェーンにおいて本部担当のユーザーが「AI指示アシスタント」へ、12月の「クリスマス・チキンナゲット」キャンペーン ・来店時に割引チケット ・予約受付 ・準備は11/30までと入力した場合の回答は以下のようになる。

<回答例>

店番長の特徴である回答形式にも相応しい選択肢が自動で選ばれ、店舗からのフィードバックを的確に収集できる。生成された業務指示データは下書き状態のため、ユーザーが自由に編集し納得いく形で店舗に配信することも可能だ。

この機能によって、「指示作成にかかる時間の短縮とクオリティアップ」「店舗の実行力アップと実行に要する時間の短縮」「対応漏れやオペレーションミスを防ぎ、サービスレベルを向上」「本部の部署間での研修やマニュアル作成の手間の効率化・省力化」といった課題解決が期待できるという。

■「AI指示アシスタント」プレビュー版をチェーンストアDX「店番長」へ搭載
https://www.linkcom.com/blog/2023/12/pr20231205.html

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