サイバーエージェント/小売GX支援、サイネージの電力消費削減へ
2023年01月23日 11:55 / IT・システム
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サイバーエージェントのAI事業本部は1月23日、小売企業のGX(グリーントランスフォーメーション)を支援し、GXソリューションを提供・開発する「小売GXセンター」を新設したと発表した。
小売企業のGX推進として、温室効果ガス排出量の可視化から削減、削減価値の循環まで一貫して支援し、小売企業のGXソリューションの提供・開発を行う
第1弾事業として、販促への影響を最小限に、最適なタイミングに自動でデジタルサイネージの電力消費量を削減する「ミライネージ for Green」を提供する。
「ミライネージ」は、小売店舗に設置したデジタルサイネージをネットワーク化し、サイネージ単位で、リモートからあらゆる操作を可能にした小売業向け店舗サイネージ配信プラットフォーム。AIカメラを用いた立寄率・視聴率の集計・分析や、販促・宣伝の最適な配信運用が可能とし、「店舗のメディア化」を実現することで、小売業界の広告事業を支援している。
今回新登場する「ミライネージ for Green」は、購買データ、サイネージの視聴データから販促効果を分析し、システム上で設定されたタイミングにあわせ自動でサイネージを省電力モードへと切り替える機能を備えている。
店頭のオペレーションコストをかけず、可能な限り販促効果を損なわずに、電力消費量の削減が可能だという。
サイネージ機材の電力消費量を削減しようとした場合、これまではサイネージ機材の輝度を下げたり電源をオフにしたりすることで、サイネージによる販売促進効果が損なわれてしまう。加えて、サイネージ電源の再点灯など店頭でのオペレーションコストを非常に要するという課題があった。
小売店舗の営業時間や電力消費量の削減目標によって、省電力運用の取り組み方は店舗により異なるが、同サービスを用いることで、オペレーションコストをかけることなく店舗にあわせた適切な削減方法を導き出し、運用することが可能。今後は、AI技術を用いてリアルタイムに省エネ運用が可能な機能の実装を予定している。
「小売GXセンター」では、今後、温室効果ガス排出量の評価・把握のための可視化から、AIセンサー・ロボットによる什器の自動・最適化制御による温室効果ガスの削減、「AI×経済学」による需要予測を通した発注の最適化および余剰在庫の削減などに取り組む。
また、カーボンオフセットの提供やカーボンクレジットの活用、新エネルギーの導入など商業活動にまつわる温室効果ガス削減のためソリューションを提供したい考えだ。
■CyberAgent AI Lab
https://cyberagent.ai/ailab/
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