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ソフトバンクグループ/メタバース向けデジタルファッション作成を支援

2023年01月30日 13:35 / IT・システム

KINGBEATとソフトバンクのグループ会社であるリアライズ・モバイル・コミュニケーションズは1月27日、「ボリュメトリックビデオ(3Dホログラム)×デジタルファッション」の活用により、VRやAR、メタバース向けの3Dデジタルファッションの制作、3Dファッションショーを実施できるサービス「FASHION TECH TOKYO(ファッション・テック・トウキョウ)」を提供開始した。

<FASHION TECH TOKYOイメージ>

KINGBEATは、音楽やファッションをはじめ、さまざまな業界のイベントの企画・制作・演出・進行・運営を一貫してサポートする事業を展開。一方のリアライズ・モバイルは、xRをはじめとする最先端の技術を活用した事業の一環で、ボリュメトリックビデオ(人や物の動きごと空間全体を3Dデータ化する技術)の撮影が可能な専用スタジオを運営しており、世界でも有数の実績を誇る。

昨今のアパレル業界では、店舗などのリアルな顧客接点と、VRやメタバースなど新しいデジタルの顧客接点の両面を意識した、新たな商品展開(NFTなどのデジタルファッションアイテム)やマーケティングが求められている。

一方で、店舗やECサイトで扱うファッションアイテムを、メタバースやNFTなどで展開する場合、衣服のデジタル化はもちろん、それを着用したモデルやインフルエンサーのコンテンツもデジタルの最適化が必要なため、VRやメタバース向けにデフォルメされたモデルやアバターを採用するなど、リテール向けのブランドとは異なる世界観で商品開発やマーケティングを行う必要があった。

そこで両社は、メタバース時代の新しいファッションテックの創出を目的に業務提携し、「FASHION TECH TOKYO」を立ち上げた。同サービスを活用することで、アパレル事業者は完全自由視点で高精細な3Dデジタルファッションアイテムを制作したり、現実世界で活躍するモデルやインフルエンサーにデジタルファッションをまとわせ、バーチャルの世界でファッションショーを実施できる。

サステナブルな視点として、デジタルファッションでは、サンプルの制作や、豊富なサイズ展開と在庫の確保をする必要がないため、余った生地などの廃棄や、製造・輸送によるCO2の排出といった環境汚染の懸念もない。ボリュメトリックビデオを活用して、デジタルアイテムの制作や、3Dファッションショーの開催、デジタル・ショールームなどを展開することが、アパレル業界のサステナビリティにもつながる。

今後は、既存ブランドとのコラボレーションや、オリジナル作品の制作、若手クリエイターや学生の参加によるデジタルファッション・コンテストの開催など、「FASHION TECH TOKYO」をベースとしたファッションテック・ビジネスを推進していく。

■FASHION TECH TOKYO
https://www.fashiontech.tokyo/

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