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丸久/「アルク三田尻店」AIで購買促進実験、アバターが接客

2023年08月02日 13:33 / IT・システム

富士通は8月2日、丸久が展開するスーパーマーケット「アルク三田尻店」において、購買促進AI技術の実証実験を行うと発表した。

<購買促進AI技術>
購買促進AI技術

富士通は、同社独自の行動分析AI「行動分析技術 Actlyzer(アクトライザー)(以下、Actlyzer)」の分析結果に基づき、生成したアバターや販促コンテンツを通じた施策などの映像分析による購買促進AI技術を開発。カメラ映像から消費者の行動と購買特性を分析し、対象売場での購買体験の向上につながる接客や販促コンテンツの自動作成と継続改善を実現する。複数の販促施策の効果計測、状況に応じた施策選択、売り上げ向上などのKPI改善をAIにより自動化することが可能となるという。

実証実験では、デジタルサイネージ上のアバターが接客するシーンにおいて、行動分析AIが分析した個々の来店者の購買行動、購買特性に基づき適切なアバターを用いて商品推奨などの接客を行う。

<アバターが接客>
アバターが接客

具体的には、店内に設置するカメラ映像から、「Actlyzer」によって来店者の行動パターンや購買特性を認識および分析。それに合わせて適切なアバターが、事前に生成AIをベースに作成した各商品を推薦する文章を読み上げる形で、デジタルサイネージ上で商品を自動で推薦する。

アバターは生成AIで生成され、映像から認識した商品推薦の成否のデータを基に、より適切なアバターへと随時改善され、以降の接客時に活用される。

同時に、来店者の商品購入などの接客結果も分析し、より高い効果が見込めるアバターをAIで自動生成するなど、個々人に合わせた接客内容、商品の魅力を盛り込んだコンテンツの効果を検証。店舗、商品の売り上げ貢献、豊かな購買体験の提供を目指す。

■実験概要
期間:2023年8月3日~10月15日
場所:アルク三田尻店(山口県防府市新田111-5)

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