プラグテック／北九州市で次世代駐車場サービスを実証実験

2024年11月29日 15:14 ／ IT・システム

プラグテック（Pragtech）とJR九州レンタカー＆パーキングは11月1日から、JR九州レンタカー＆パーキングが運営する「JQパークス戸畑駅北口東駐車場」（福岡県北九州市）で、次世代駐車場サービス「Lott」の実証実験を開始した。

＜現地写真＞

「Lott」は、駐車場運営・利用における摩擦をなくすハード・ソフト融合型のプラットフォーム。

チケットレス、完全キャッシュレス、ナンバー登録による自動決済といった特長がある。

AI、IoT、ブロックチェーンをはじめとするテクノロジーの社会実装を推し進め、駐車場の運営負担を限りなく減らしながら、次世代のストレスフリーな駐車体験を利用者に提供する。

実証実験は、JR九州グループ初の完全キャッシュレスでの駐車場運営となる。実験では実際の運用を通じて、技術面やUI／UX面、さらには収益貢献などの観点から総合的な評価・検証を行う。これらの検証結果をもとに、今後の本格導入に向けてプロダクトの強化を進める予定だ。

Pragtechは、「駐車から、社会を動かす。」をミッションに掲げ、次世代駐車場サービス「Lott」の開発・提供に取り組むスタートアップ。テクノロジーの活用により、利用者を車移動・駐車場利用に伴う全ての煩わしさから解放すると同時に、駐車場運営事業者のコスト構造・収益性を抜本的に改善する仕組みを開発している。

昨今、都市部では駐車需要が供給量を上回り、特に商業施設や時間貸し駐車場においては、精算時間や待ち時間の削減をはじめとする利用体験の向上が課題となっている。他方、郊外や地方部においては中長期的な労働力確保の懸念などから、駐車場運営の効率化が求められている。

このような状況下、Pragtechは九州全域で800カ所の駐車場の運営と新規駐車場開発を行っているJR九州レンタカー＆パーキングと、先進テクノロジーを活用した新たな駐車場体験を創出するという目標を共有したことから、今回の連携に至った。

実証実験を通じて、利用者の利便性向上のほか、駐車場運営の効率化や交通課題解決に貢献する。

■Pragtech
https://pragtech.jp/

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。