加工食品/9月の2位、3位に「カップヌードル 47周年記念パッケージ」
2018年10月26日 14:30 / POS分析
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マーチャンダイジング・オンが発表した新商品の売上ランキングによると、9月の加工食品の1位は、味の素「ギョーザ」12個となった。
8月12日にリニューアルした冷凍食品で、8月は12位にランクインしていた。味の素冷凍食品によると、「ギョーザ」は、1972年の発売以降、1997年には「油なし」、2012年には「元祖油・水なし」に進化した。
技術開発と品質改良、話題喚起により、2017年度には過去最高売上を達成した。誰が焼いてもパリッと綺麗に焼けるジューシーでおいしい餃子として、お客から長年、支持され2003年度以降、15年連続で冷凍食品単品売上Np.1の座を保持している。
2位は、日清食品「カップヌードル 47周年バースデー記念パッケージ」77g(税別希望小売価格180円)、3位は、日清食品「同シーフード」75g(180円)となった。
1971年9月18日に発売した世界初のカップ麺「カップヌードル」の誕生を記念した数量限定商品で9月3日に発売した。
クリエイティブディレクションには、nendo代表の佐藤オオキ氏を起用し、アートディレクション・デザインにはビジネスデザインオフィスのcacdoを起用した。
日清食品によると、「パッケージデザインは、今年で47回目のバースデーを迎えることができる喜びとお客への感謝の気持ちを表現した」。
「楽しいバースデーパーティーをイメージし、ロゴと一緒に麺や具材がクラッカーから飛びだす遊び心溢れるデザインを採用した。麺、具材、スープは、それぞれ通常商品と同じ」という。
レギュラー、シーフードのほか、カレー、チリトマトも好評で、10位に「カップヌードル 47周年バースデー記念パッケージカレー」87g(180円)、12位に「同チリトマト」76g(180円)がランクインしている。
■5週間以内の新商品は、インスタント麺の定番リニューアル好調
5週間以内に発売した商品では、2位、3位、10位、12位にランクインした「カップヌードル 47周年バースデー記念パッケージ」商品を含めて9つがランクインした。
7位の日清食品「ラ王醤油5食パック」(525円)は、9月3日に発売した。日清食品によると、リニューアルにより麺を小麦をまるごとひいた全粒粉入りに変更した。
全粒粉は、食物繊維やミネラル、ビタミンを含み、全粒粉を麺に練り込むことで、もちもちとした麺の食感はそのままに、小麦本来の香ばしさがアップしたという。
醤油味はスープも大きく変更し、鶏ガラと豚の旨みをベースに香味野菜のコクをきかせた後を引く味わいに仕上げた。
日清ラ王袋麺シリーズは全6品をリニューアルしており、16位には日清食品「ラ王味噌5食パック」(525円)がランクインした。
9位のサンヨー食品「サッポロ一番みそラーメン 5個パック 50周年ゴールド」は9月に発売した商品。
サンヨー食品によると、いつもの味に限定の特製七味を添付した発売50周年記念の5個パック商品。スープは特徴のある数種のみそを絶妙にブレンドし、ジンジャー、ガーリックをきかせ、ポークエキスで味に厚みを出した。
めんはもちっとして歯応えのあるしなやかな食感が特徴で、みそを練り込むことでスープのなじみがよくなった。別添で「八幡屋礒五郎製七味唐からし」を付けた。
15位のマルちゃん「正麺 醤油味 5食パック」(525円)は、9月3日にリニューアルした。東洋水産によると、生麺うまいまま製法による、なめらかでコシのある食感の中太麺に、香味野菜の風味が利いた醤油味スープをあわせた。
17位の日清食品「ラ王 焦がし醤油」117g(220円)は9月10日発売のカップラーメン。
日清食品によると、「ラーメン店では味わうことのできないおいしさ」 をコンセプトに、3層ストレートノンフライ製法*の麺に山椒の粉末を練り込んだ。
「まるで、生めん。」のようなコシとつるみ、もっちりとした食感はそのままに、噛むほどにじんわりと山椒の風味が感じられる新感覚の麺という。
新商品ランキングは、マーチャンダイジング・オンが提供するRDS-POSを活用した作成した。
新商品の定義は、過去半年(26週)以内に発売された商品。これまでに実績のないJANコードで過去半年以内に初めて売上実績が上がった商品を新商品と定義した。
ただし、パッケージ変更やリニューアルなどでJANコードが変更されることがあるため、見覚えのある新発売ではない定番商品も新商品ランキングに含まれる。
売上は、最新の4週間の全国での100店舗当たり販売金額を基準とした。最新の5週間以内に発売された商品には☆印を付け、最もホットで売れている商品を紹介している。
RDSとは、食品・日用品を中心に取り扱い、POSシステムを導入している全国の小売業(総合スーパー、食品スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア等)からPOSデータを収集、整備、データベース化したもの。
■RDSについて
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注:マーチャンダイジング・オン社提供のRDS-POSデータ分析については、記事、写真、図表などを複写、転載などの方法で利用することはできません。
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