近鉄/「さくらライナー」活用で当日収穫野菜販売の実証実験
2022年06月29日 13:05 / 販促
近畿日本鉄道、近鉄不動産、近鉄百貨店は7月1日、「近鉄ふぁーむ 花吉野」(奈良県吉野郡大淀町)で生産した新鮮な野菜を、大阪阿部野橋駅~吉野駅間を結ぶ「さくらライナー」で輸送し、近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店内の「ハルチカマルシェ」において収穫当日に販売する実証実験を開始する。
近鉄不動産では、「近鉄ふぁーむ 花吉野」において、水分量をコントロールして糖度を高めたミディトマトやフリルレタス等の野菜を2012年7月から生産している。今回の実証実験は、これまで宅配便などで運搬していた野菜を「さくらライナー」で輸送し、近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店に昨年10月にオープンした「ハルチカマルシェ」にて販売するという、近鉄グループが連携した取り組み。
また、近鉄では、大阪難波駅~近鉄名古屋駅間の名阪特急「アーバンライナー」を活用した当日配送サービスを実施しているが、今回の取り組みは旅客鉄道ネットワークを活用した貨客混載輸送の第2弾に向けた実証実験となる。近鉄と近鉄不動産、近鉄百貨店は、この取り組みにより新鮮な野菜を、環境に配慮した輸送方法によりお客に届けるとともに、今後もグループ連携を強化するという。
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