ディーン&デルーカ/赤坂に新業態レストラン「THE ARTISAN TABLE」を出店
2017年09月26日 20:45 / 店舗レポート
ウェルカムは9月29日、東京・赤坂に開業する複合施設「赤坂インターシティ AIR」の商業施設ゾーンに、新業態となるレストラン「THE ARTISAN TABLE・DEAN&DELUCA(アーティザンテーブル・ディーン&デルーカ)」をオープンする。26日、関係者向け内覧会を開催した。
<アーティザンテーブル・ディーン&デルーカ>

アーティザンテーブルは、食のセレクトショップであるディーン&デルーカとして、初のレストラン専門業態で、食物販を行わないのが特徴。
フードラボラトリーレストランとして、中食や内食向けに販売しているデリカやワイン、生ハムとは異なる、新たな食材を発見するために開発した。
<1階の客席>

横川正紀社長は、「当社はセントラルキッチンを持たず、販売するデリカは全て店内で調理している。各店舗の専属シェフが腕をふるう新たな場所であり、外食でなければ挑戦できない商材を発掘するため、フードラボラトリーと位置付けた。人材育成の場も兼ねており、レストラン専門業態は赤坂だけを想定している」と語る。
<横川社長>

ディーン&デルーカは米国発の食のセレクトショップで1977年の創業から40周年を迎えた。日本へは2002年に上陸し、日本上陸15周年となった。
横川社長は、「創業40周年、日本上陸15周年という節目を迎えるにあたり、これまでにない新たな挑戦をするためにレストラン業態を立ち上げた。アーティザンテーブル専属のシェフのほか、3か月ごとに登場する各店舗のシェフをシーズンシェフと位置づけ、さまざまな料理を提供することで、食材の旅をするディーン&デルーカを提案する」と語る。
<1階入口前にオープンキッチンを設置>


店舗は1階と2階の2フロアで構成し、店舗面積は312.52m2、1階はアーティザンテーブル専属のシェフによるアラカルト料理を1か月ごとに提供し、年間で12回メニューを変更する。
目標年商は、4億円~5億円を想定する。
<2階にもキッチンを配置>


2階は、ラボラトリスタイルコースメニューを提供。各店舗に所属するシェフが3か月に1回の頻度で交代制で参加、約2週間の期間限定のコースメニューを提供し、年間で4人のシェフが24通りのメニューを提供する予定だ。
<ラボラトリスタイルコースメニューの一例>

ラボラトリスタイルコースメニューは、前菜からデザートまでの10皿の料理で構成し、1万2000円から提供する。
来年の3月1日からはランチ営業を開始するが、それまでの期間は17時30分からのディナータイムのみの営業となる。
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