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松坂屋上野店/目標来館者900万人、「パルコヤ」開業でリニューアル

2017年11月02日 20:20 / 店舗レポート

松坂屋上野店は11月4日、旧南館跡地に開業した「上野フロンティアタワー」内の「パルコヤ」のオープンにあわせ、リニューアルオープンした。

<シタマチ.フロント>
シタマチ.フロント

J.フロントリテイリングが進める地域とともに商業施設を成長させる「上野御徒町プロジェクト」の一環で、「上野フロンティアタワー」と「松坂屋上野店本館」と周辺施設を総称し、「シタマチ.フロント」と称して、情報発信を強化する。

<上野フロンティアタワー>
上野フロンティアタワー

松坂屋上野店の2017年2月期の年間来館者数は約750万人だったが、リニューアルにより900万人の来館者を目標とする。

2017年2月期の売上高は408億円で、開業から2018年2月末の4か月間で、店頭売上高で20億円の増収を目指す。

<上野フロンティアタワー地下1階に出店>
上野フロンティアタワー地下1階に出店

上野フロンティアタワーは、地下1階に大丸松坂屋百貨店、地上1階~6階にパルコ、地上7階~10階にTOHOシネマズが出店し、商業施設を構成し、地上12階~22階まではオフィスとして使用する。

上野フロンティアタワー単独の年間来館者数は600万人を目標としている。

<上野が、すき。ステーション>
上野が、すき。ステーション

従来からの強みである、食品・雑貨を中心とするデイリーニーズに対応した高頻度来店型の店舗特性を生かしながらも、これまでのアラ60・シニアを中心としたMD展開に加え、新たな売場づくりやプロモーションに取り組むことで、40~50代女性の取り込みを強化し、顧客層の拡大を目指す。

本館と地下1階の増床部分を合わせた営業面積は2万1759m2で、改装前対比で6%増加した。

<パルコヤ側地下1階のフロア>
パルコヤ側地下1階のフロア

リニューアルでは、体験型・コト消費のニーズに対応する売場として、「上野好きが集まって、上野をもっと楽しもう」というコンセプトで約3万人の会員を有するコミュニティサイト「上野が、すき。」と連動した新しい売場を導入した。

<壁面には婦人靴を展開>
壁面には婦人靴を展開

パルコヤ側地下1階の増床部分は、「上野を中心としたエリアの街歩きを楽しむ女性のためのフロア」をテーマに、壁面で、街歩きを楽しむためのアイテムである婦人靴をファッション、ワーキング、デイリーのゾーン別に合計約60ブランドそろえた。

<観光案内を行う上野案内所>
観光案内を行う上野案内所

中央には、観光案内所の機能をもたせた新編集売場「上野が、すき。ステーション」を配置し、上野の情報や魅力を発信をすることで、新たな顧客の集客を目指す。

<上野が、すき。ステーションの雑貨売場>
上野が、すき。ステーションの雑貨売場

上野が、すき。ステーションの雑貨売場

店舗周辺の有名店・老舗の商品やコラボレーション商品を販売し、ワークショップなどを実施するコミュニティースペースも併設し、体験型やコト消費の要素を取り入れた。

<常設ショップも5店配置>
常設ショップも5店配置

上野が、すき。ステーションでは、40社で約400種類の商品を販売するほか、常設ショップとして、台東区蔵前の雑貨店「MAITO」、浅草の革バッグ店「ASAKUSA MADE」などを配置した。

<ASAKUSA MADE>
ASAKUSA MADE

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