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松坂屋上野店/目標売上は前年並み、お中元商戦出陣式を開催

2017年06月01日 23:28 / トピックス

松坂屋上野店は6月1日~8月6日、お中元ギフトセンターのオープンにあわせて、お中元商戦の出陣式を開催した。

売上目標は前年並みで、うちインターネット売上目標は20%増。受注ピークは7月1日、2日の予想。

平均客単価は、前年並みの3650円。売れ筋ベスト5は、1位洋菓子、2位カタログギフト、3位ビール、4位和菓子、5位ハム類を見込む。

<出陣式>
出陣式

出陣式では、従業員約200人が参加し、士気を高めた。2017年のお中元のテーマは「明日につなげたい“にっぽんの味”」で、京都の宇治抹茶冷やしぜんざい(税込5400円)、栃木のシェーブル&ナチュラルチーズセット(4860円)、大阪の堂島彩りロール(4860円)など販売する。

インターネットでの受注は5月10日から開始しており、ネット注文の前年比は約10%増で推移している。

お中元ギフトセンターは6月1日~17日、商品見本約100点を展示、6月18日~7月12日までは商品見本を約1000点展示する。

<お中元ギフトセンター>
お中元ギフトセンター

大丸・松坂屋カード会員向けの「夏の優待ギフト」は、年々需要が高まるインターネット注文に対応し、ネット限定商品約350点を用意。既存商品と併せて約1200点の優待割引ギフトを展開する。

ギフト商戦は、50代以上のお客の構成比が高く、30代~40代の客層の取り込みが課題となっている。

儀礼的なギフトから、パーソナルギフト、自家需要が増えていることに対応して、2003年から自宅用カタログを発行。今年も「ベストセレクション」と題して、自宅用カタログを展開する。

自宅用商品は、簡易包装とすることで、価格を手ごろに抑えた商品となっている。

MD企画・新規事業開発室WEB事業部、バイヤー食品ギフト・WEB担当を務める渡邉博文氏は、「のり、そうめん、つくだ煮など、近年のギフト商戦では減少傾向にある商品でも、いい商品を食べたいというニーズがある。自宅用商品では、ギフトで苦戦している商品でもしっかりと売上が取れている」と語る。

ビール、日本酒、焼酎については、「ビールであってもギフト用の特別商品の売れ行きは堅調だ。ビールは、贈り物として間違いのない商品を求めるニーズに対応している。日本酒、焼酎では、できるだけ通常扱わない商品を取り入れている。焼酎は、カメに入った商品が、好調となっており、瓶ではなくカメ入りの商品を打ち出している」という。

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