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ローソン/最新IoT技術を結集、イノベーションラボ公開

2017年12月07日 17:00 / 店舗レポート

ローソンは12月7日、2018年春バーコード読み取りによるスマートフォン決済、レジロボなど最新IoT技術をモデル店舗に導入し、店舗オペレーション効率化とお客のリアル店舗体験の最大化を図る、と発表した。

<オープンイノベーションラボ>
オープンイノベーションラボ

同社は2017年5月、社長直轄組織としてオープンイノベーションセンターを設けた。同業、異業種、ベンチャー、省庁などと連携し、店舗に導入できる最新のテクノロジーを検証している。

今年10月には、東京都港区にオープンイノベーションラボを開設した。2017年12月現在17社の協力企業とともに最新技術を取り入れ、バーコード読み取りによるスマホ決済、ICタグ読み取りによるゲート決済、RFIDを活用した商品管理などの実験を行っている。

<デジタルストアプラットフォームを構築>
デジタルストアプラットフォームを構築

決済データ、入店者数、お客の属性、棚通過・立ち寄り情報、お客が興味を持った商品データ、賞味期限ごとの在庫データなど各IoT、センサーで得られたデータを集め、デジタルストアプラットフォームを構築。得られたデータをもとに、IoT技術をパッケージ化して多店舗展開を目指す。

同センターの白石卓也・センター長は、「各種システムの導入で従業員の身体的負担を軽減。レジなどの業務をIT化することで、店内調理、試食のお勧めやレジ以外でのお客の困りごと対応などコンシェルジュ的な働きを強化する。人は減らすが、無人にはしない。さらに、お客様にストレス少なく、店舗でしかできない体験をしてもらい、ECとの差別化を進める」と話している。

<バーコード読み取りによるスマホ決済>
バーコード読み取りによるスマホ決済

人手不足に悩むコンビニ業界にとって、レジの効率化が課題となっており、同社はバーコード読み取りによるスマホ決済、ICタグ読み取りによるゲート決済、レジロボの3種類の決済を実験している。

バーコード読み取りによるスマホ決済は、ローソンアプリをダウンロードして、お客が自身のスマホをバーコードにかざし、商品情報を読み取らせることで、決済が完了する。

<購入情報はスマホに送られる>
購入情報はスマホに送られる

購入履歴はスマホに送られ、電子領収書を受け取る。

<ICタグ読み取りによるゲート決済>
ICタグ読み取りによるゲート決済

ICタグ読み取りによるゲート決済も検証している。商品を持ち、ゲートをくぐると、自動的に精算できる。LINEで電子領収書が送られてくる。ICタグをつけていると、精算しないとゲートで止められるため、万引き防止効果も期待できる。

<ゲートをくぐると、自動的に精算できる>
ゲートをくぐると、自動的に精算できる

レジの効率化により、深夜などスタッフ確保が難しく、人数の少ない時間帯でも、ストレス少なくお客がレジで精算できる。

スマホ決済、ゲート決済は電子マネーに対応している。

<レジロボ>
レジロボ

現金決済を希望する場合は、レジロボを活用する。専用のカゴに商品を入れ、レジロボに置くと、ICタグもしくはバーコードからデータを読み取り、精算、商品の袋詰めまで自動的に行う。

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