ローソン/最新IoT技術を結集、イノベーションラボ公開
2017年12月07日 17:00 / 店舗レポート
また、ICタグにより商品情報を管理。賞味期限ごとの在庫や商品の位置など、在庫管理を行える。賞味期限の近いものの把握や、店頭もしくはバックヤードにあるのか、どの商品がどこの棚に移動したかまで数・位置を簡単にチェックできる。
ICタグを活用した電子値札も実験している。電子値札なら簡単に値段を変更し、棚割も変更でき、業務効率を向上させる。
インテリジェントラベルは、商品に手を伸ばすとセンサーが働き、日本語・英語交互に商品情報が画面に出てくる。お客に詳しい商品情報を提供し、購買を支援する。
接客ロボットによるコミュニケーション支援も検討している。弁当の棚で、お勧めの商品情報を伝えたり、使用可能な電子マネーの種類など簡単な質問にも対応できる。スタッフが対応できない時のサポートととなる。
さらに、センサー、カメラを活かし、お客の動線分析を実施している。センサーで、お客の商品手伸ばしデータを収集。現在、10店舗で実際に導入しており、購入にいたらなかった商品の分析などに役立てる。パッケージのABテストもしている。
カメラで性別、年代などお客の属性を把握する。トイレやATMの使用だけなど、商品を購入しなかったお客のデータも収集可能で、来店者すべての動線を把握することで、よりよい店舗運営につなげる。
また、カメラの活用で、AI画像分析によるファストフード在庫の把握を進める。からあげ君など店舗で調理後の商品在庫は現在把握できておらず、販売ロスにつながっていた。適正数量の商品を提供し、スムーズな販売を実現する。
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