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スシロー/横浜にフードコート型新業態「スシローコノミ」、一貫60円から

2018年03月19日 16:13 / 店舗レポート

オペレーションを効率化するため、これまで使用しているシャリロボットを改良し、注文された貫数のシャリ玉を皿に並べることができる新型機器を導入した。

<新型のシャリロボットを導入>
新型のシャリロボットを導入

これまでは完成させた寿司を皿に盛りつけていたが、今回は、シャリ玉を皿に先に盛り付け、寿司を完成させるオペレーションを採用した。

<セットメニュー>
セットメニュー

セットメニューは480円からで、郊外型のスシローの平均客単価の1000円を下回る。客単価の考え方について、事業創造推進部長の山本直幹氏は「今回は、寿司を楽しむだけでなく、豊富なサイドメニューやアルコールも用意した。単純に寿司だけを食べれば、平均客単価は郊外型のスシローを下回るが、サイドメニュー、アルコールを含めると郊外型スシローよりも高い客単価になる。1人のお客様のさまざまな利用シーンやニーズに対応していきたい」と語る。

<味噌汁150円>
味噌汁150円

サイドメニューは、味噌汁150円(寿司とセット100円)、あさりの味噌汁200円、あおさと海苔の味噌汁200円、かけうどん250円(寿司とセット200円)、きつねうどん300円、肉うどん300円、鯛だしあさり塩ラーメン350円、濃厚えび味噌ワンタンメン350円を販売する。

<かけうどん>
かけうどん

アルコールは、生ビール500円、角ハイボール350円、レモンサワー350円、生貯蔵酒380円、大吟醸580円で提供する。

ソフトドリンクは、コカ・コーラ、メロンソーダ、カルピス、オレンジ、ウーロン茶を各180円で販売する。

<鯛だしあさり塩ラーメン>
鯛だしあさり塩ラーメン

山本部長は、「YOKOHAMA店は実験店舗という位置付けではなく、新業態の1号店と位置付けている。短期間で結果がでなければ撤退するということはない。しっかりとさまざまな要素を検証していく」と語っている。

<コノミメニュー>
コノミメニュー

今後の出店について、福田取締役は、「具体的にどこに出店するということは決まっていないが、多店舗展開を前提にした事業計画がある。損益分岐点を含め、1号店での検証を踏まえて2号店を出店する」と述べた。

<レジカウンターの全景>
レジカウンターの全景

店舗は、「お寿司の原点を現代にリニューアル」をコンセプトにデザインし、「街角の屋台」をイメージした。

<スシローコノミのロゴ>
スシローコノミのロゴ

なお、スシローグローバルホールディングス傘下には、新業態の開発を担う子会社スシロークリエイティブダイニング(SCD)がある。

福田取締役は、「今月下旬に神楽坂にオープンする新業態『杉玉』のように、スシローの名前を出さない新業態はSCDが担当する。立地によってはスシローの名前を出さない方がよい場合もある。スシローの名を付す新業態については、あきんどスシローの事業創造推進部が担当する」と述べている。

店舗概要
所在地:神奈川県横浜市西区南幸1-5-1
ジョイナス地下1階
営業時間:10時~23時
席数:8席

■スシローコノミ
http://www.akindo-sushiro.co.jp/conomi/

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