いなげや/競合店にセブンも、ビジネス・住宅街立地に「飯田橋店」
2018年07月27日 18:00 / 店舗レポート
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いなげやは7月27日、新宿区の複合施設「飯田橋ガーデン」1階に「いなげや飯田橋店」をオープンした。
出版社の小学館の倉庫跡地を再開発したもので、8月入居予定のマンション「飯田橋ガーデンフラッツ」、9月開業予定のホテル「ヴィアイン飯田橋後楽園」のほか、保育所で構成する複合施設。
売場面積985m2の小型店で、売上目標は日商420万円、年商約15億円とした。
目白通りに隣接しており、店舗周辺はオフィス街とマンションが混在した立地となっている。
世帯数は500m圏内で7487世帯(1万3044人)、1km圏内では3万608世帯(5万4665人)で、20~40歳代が圧倒的に多く、単身比率が高い。
子供がいてもまだ小さく、世帯人員は約1.8人と少ない商圏となっている。
目白通り側と中通り側の2カ所に店舗入口を設けたレイアウトを採用。目白通り側は、オフィスワーカーの来店が多く見込まれるため、ベーカリー、惣菜、くつろぎスペースを配置した。
くつろぎスペース前には、惣菜、ベーカリー、ペットボトル、パンなど5点以下の会計に対応するエキスプレスレジを配置した。
また、電子レンジ5台、給水器、コンセント、AEDを設置し、時間のないオフィスワーカーのランチタイム需要に対応できる店舗を目指した。
飯田橋店に隣接するビルには1階に「セブン-イレブン新宿新小川町店」が出店しており、ランチタイムはオフィスワーカーでにぎわっている。
セブン-イレブンも競合店のひとつと捉えており、いなげやでも、ビジネス街のランチ需要を取り込むべく、米飯・おにぎり・麺類・サラダなどの商品を充実させた。
サラダは、アウトパック商品の生野菜サラダをコーナー展開した。鮮度感にこだわった「ロメインレタスのシーザーサラダ」「パクチーと蒸し鶏のエスニックサラダ」「グリルチキンのエブリシングサラダ」など各税別630円で提供する。
高価格帯の商品だが、鮮度感と具材の豊富さのある商品で、ランチタイムでの購入を想定している。そのほか、パスタサラダなど合計20アイテム以上を展開する。
麺類もアウトパック商品で対応するが、ざるそば、そうめん、冷やし中華、ビーフン、やきそば、パスタなど種類を豊富に展開している。
米飯コーナーでは、店内加工の鮮度感を生かした商品を提供し、カツカレー、天丼、かつ丼のほか、店内で手づくりする「偉大なおむすび」などを提供する。
新たに女性向けの食べきりサイズの寿司丼を開発した。
また、管理栄養士監修の「栄養バランス弁当」など、健康に配慮した商品を品ぞろえする。
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