ウエルシア薬局/通行者6万人、都市型モデル店「オーガード新宿店」
2018年12月14日 16:45 / 店舗レポート
ウエルシアウエルシア薬局は12月1日、東京・新宿に都市型モデル店舗として「O-GUARD(オーガード)新宿店」をオープンした。
新宿駅西口に続く大通りと青梅街道が交差する交差点に新たに開業する複合ビル「オーガード新宿」の1階・2階に出店した。
ウエルシア薬局は郊外型店舗を主力としているが、オーガード新宿店を開業することで、都市型店舗としての商品政策や店舗運営方法などノウハウを蓄積する。
売場面積は1階223.57m2、2階347.35m2で、2フロアで展開する。店舗は大通りに面しており、1日の通行者数が6万人ということを踏まえて、1階はコンビニエンスストアを意識した品ぞろえを導入した。
入口右手に弁当・惣菜・菓子・飲料・酒などをそろえたコンビニゾーンを展開。左手には、OTC医薬品を展開するほか、店舗奥には調剤薬局を配置した。
調剤薬局は2019年1月1日からオープンする予定で、ドラッグストアとしての専門性と処方せんにも対応する利便性を打ち出す。
ウエルシアホールディングスの池野隆光会長は、「さまざまな企業と合併を繰り返して成長してきた当社のノウハウを集めた店舗を作った。これまで売れていた商品ではなく、本当は取り扱ってみたかった商品やサービスを導入した最新店舗だ。地方から新宿に来た人が、新宿のウエルシアに行ってきたよと地元で話すような名所となるような店にしたい」と語った。
新宿の大通りに面していることを踏まえ、店舗入口には弁当売場を配置した。店舗周辺はオフィス街と歓楽街が混在しており、オフィスワーカーを中心としたランチ需要に対応する。
ペットボトル入りの清涼飲料の品ぞろえを豊富にしたほか、オフィスの休憩時間のちょっとしたお茶の時間に対応できる大容量袋菓子や2リットルペットボトルの清涼飲料もそろえた。
池野会長は、「都心部ではコンビニが多く出店していて、コンビニにしかない地域もあるが、お客はコンビニで満足しているわけではない。いまのコンビニでは充足できないニーズがあり、エリア特性を踏まえた品ぞろえをした」という。
1階のレジ前にはいれたてコーヒーの販売機を導入し、店舗入口付近の窓側にはイートインスペース5席を配置した。
都心部では、気軽に弁当を食べるスペースが限られているため、イートインスペースを用意することで、お客の利便性を高めた。
人通りが多い店舗入口の窓側にインスペースを配置したことで、店外から店内の様子が見える工夫をした。
店舗概要
所在地:東京都新宿区西新宿7-10-1
TEL:03-5337-8015
交通:新宿駅西口徒歩1分
売場面積:1階223.57m2、2階347.35m2
営業時間:24時間営業
総従業員数:約50人
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