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ワークマンプラス/「ららぽーと湘南平塚」に女性向け強化した実験店

2019年04月03日 17:20 / 店舗レポート

ワークマンは4月4日、「WORKMAN Plusららぽーと湘南平塚店」をオープンする。4月3日関係者向け内覧会を行った。

<WORKMAN Plusららぽーと湘南平塚店>
WORKMAN Plusららぽーと湘南平塚店

「WORKMAN Plus」は、「高機能×低価格」をコンセプトに、ワークウェアで培った機能と低価格、明るいカラーや、女性でも着られるSサイズの導入などで、人気の一般顧客向けの新業態。

「ららぽーと湘南平塚店」は、女性向け商品の品ぞろえを拡充した実験店と位置付けている。

同店は1階で食品スーパー近くの好立地で、人通りも多く、店の前を通るお客の8割以上が食品スーパーに出入りする女性客であるため、女性専用コーナーを充実させた。

女性専用売場(約66m2)だけで、初年度1億円の販売を見込む。

<女性専用コーナーを充実>
女性専用コーナーを充実

ららぽーと湘南平塚店全体では、好立地のためショッピングモール(SC)店の中で最高の4億円を目指す。

SCへの出店は4店目、「WORKMAN Plus」全体では13店目となる。

同社は、「既存店扱いの1700品目のうち、一般客向けの316品目のみを販売する。3月にオープンしたららぽーと甲子園店に続き、要望の多かった女性専用売場を拡充した。ららぽーと甲子園店では、女性向け商品の売上が4割に達し、女性に高機能×低価格ウェアの需要があると見込んだ」。

<ピンクなど明るいカラーを導入>
ピンクなど明るいカラーを導入

「男性向けの商品にSサイズ、ピンクやライムグリーンなどの明るいカラーを導入することで、女性でも着られるユニセックス商品として提案する。SNSで人気の滑らない靴などもそろえ、既存店でも女性用製品を前年比4.8倍に増やす」と説明している。

<ファイングリップシューズ>
ファイングリップシューズ

欠品が続いたファイングリップシューズ(滑らない靴、税込1900円)は、新色の「ベージュ」も登場して65万足生産。

元は厨房向けのシューズだが、滑らない靴として、子育て中の女性の注目をSNS上で集めた人気商品となっている。

<かかとを踏める靴などシューズを拡充>
かかとを踏める靴などシューズを拡充

150gのアスレシューズ(980円)、160gのかかとを踏める靴(1500円)などを110万足生産し、気軽にはけるシューズを増やした。

<人気のレインスーツ>
人気のレインスーツ

人気のレインスーツは上下セットで2900円。約360gと軽量で、防水、耐水圧5000mmとなっている。

<マネキンを多用し見せ方を工夫>
マネキンを多用し見せ方を工夫

既存のワークマン店舗でも、プライベートブランドのアウトドアウェア「FieldCore(フィールドコア)」、スポーツウェア「Find-Out(ファインドアウト)」、レインスーツ「AEGIS(イージス)」を販売しているが、「WORKMAN Plus」では、マネキンの多用や木目調の什器などで見せ方を工夫している。

<超撥水性の「デニム」カーゴパンツ>
「デニム」カーゴパンツ

また、この春夏商品では、超撥水性の「デニム」カーゴパンツ(2900円)、超高撥水・防汚機能付き・短パンにも分離できるクライミングパンツ(2900円)が注目となっている。

<短パンにも分離できるクライミングパンツ>
クライミングパンツ

PB3ブランドの2019年3月期の販売額は120億円。全てを季節の半ばで売り切るため、2020年3月期は280億円生産する。

プロ顧客向けブランドの「WORKMAN BEST」や「ICE ASSIST」などの製品の一部は一般客がアウトドア用として購入しているため、一般客向け製品の2020年3月期売上予想は330億円を超える。

同社は「作業着の機能性と品質をそのままに、色やデザインで一般顧客でも買いたくなるような商品をそろえ、若い世代、女性客を取り込む。お客の声をどんどん取り入れ、よりよい商品を生み出していく」と話している。

同社試算によると、4000億円の低価格アウトドアウェアの潜在市場で来期は8%強のシェアを獲得する見込み。

■WORKMAN Plusららぽーと湘南平塚店
所在地:神奈川県平塚市天沼10-1 ららぽーと湘南平塚1階
店舗面積:約251m2
営業時間:10時~21時
TEL:0463-21-1501

■ワークマンプラス
https://www.workman.co.jp/workman-plus

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