ヨークマート／川崎市に初出店「川崎野川店」目標年商24億円

2019年06月19日 17:00 ／店舗レポート

ヨークマートは6月19日、川崎市宮前区に「ヨークマート川崎野川店」をオープンした。

＜ヨークマート川崎野川店＞

川崎市へは、初めての出店となる。売場面積は1670m2で、目標年商は約24億円。

同市は人口152万人、首都圏でも人口が増加しており、川崎野川店のある宮前区の人口は20万人。

周辺1.5km圏内には3万5000世帯、8万人が居住、単身者、少数世帯、40代子育て世代など多様な住民が居住している。

東急田園都市線「梶が谷駅」から南東へ約2.4kmに位置し、店舗正面が川崎市の主要道路である尻手黒川道路に面している。

周辺地域は、300m圏内にオーケー、800m圏内にフジ、1.2km圏内に相鉄ローゼンがひしめく激戦区となっている。

＜店内レイアウト＞

黒木正和・京浜ゾーンマネジャーは、「周辺に競合店はあるが、住民に毎日ご利用いただける日常使いの店として、地域一番店を目指す。新鮮なトマト、マグロ、牛肉に加え、新規MDの店内調理デザート、サラダなど、ヨークマートでしか買えない商品を強化する」と説明した。

金野輝之店長は、「入口付近に手作りデザート・サラダ、フルーツ、ベーカリー・惣菜を配置し、季節感、イベント性を演出し、他店と差別化する。働く女性が多い地域でもあり、即食・簡便な惣菜、すぐに調理できる半加工品、健康的な商品をそろえた。キッチンサポートなどでのメニュー提案も実施する」としている。

＜季節感あるフルーツ売場＞

取扱アイテム数は9000アイテム、内訳は肉17.4％、魚9.6％、青果14.6％、惣菜10.6％、ベーカリー2.2％、グローサリー45.6％。

＜即食・簡便な惣菜を充実＞

周辺競合を意識し、グローサリーを抑え、若年層に向けに肉、健康志向世帯向けに魚を他店より比重を高めた。

ヨークマートの標準店のアイテム数は、約1万アイテムとなっている。

＜魚惣菜＞

新規MDでは、魚惣菜（1点税別198円、3点で500円）、手作りサラダ・デザート、ナポリビザを拡充。

＜青果部門の果物を使用した手作りデザート＞

既存導入店舗で人気の青果部門の果物を使用した手作りデザートのタルト（258円から）、ジュレ（158円から）、新鮮な野菜を使った手作りサラダ（小パック98円、大パック198円から）を入口付近に展開。

＜店内で手作りしたサラダ＞

季節感を取り入れた、新鮮で華やかな商材で、競合との差別化を図る。黒木マネジャーは、「手作りのデザート、サラダは手間がかかるが、他店ではまねできない当社の強みが出せる商品。日販でデザート6万円、サラダ3万円を目標としている」と話している。

＜人気のナポリピザ＞

惣菜売場では、人気のナポリピザ（570円から）、栄養バランスに配慮した弁当などを用意。川崎市は、人口に対し外食店が少なく、中食需要を取り込むため、ラインアップを充実させた。

＜栄養バランスに配慮した弁当＞

ベーカリー売場では、イーストフード、保存料を使わずに全商品を製造する。

＜豆乳生食パン＞

店内おすすめの商品として、「豆乳生食パン」（198円）を販売する。原料や製法にこだわり、「絶妙な柔らかさ」を追求した一品となっており、トーストせずにそのまま食べてもおいしい「生食」というネーミングを採用した。

＜ふれあいコーナー＞

惣菜・ベーカリーの近くには、イートイン「ふれあいコーナー」（24席）を設置している。

＜デリッシュキッチンのレシピ動画＞

また、メニュー提案として、デジタルサイネージでのデリッシュキッチンのレシピ動画、クックパットTV、キッチンサポートなどを導入している。

＜クックパットTV＞

「キッチンサポート」は、ヨークマートお勧め商品を、ライブ感たっぷりに調理し、でき上がった試食品を提供するコーナーとなっている。

＜キッチンサポート＞

■ヨークマート川崎野川店
所在地：神奈川県川崎市宮前区野川858-1
売場面積：1670m2
電話:044-798-2311
FAX：044-798-2316
駐車台数：77台
駐輪場：90台
営業時間：9時～22時（通常時）
従業員数：計120人（社員20人、パートタイマー100人）
商圏人口：約8万人（3万5000世帯） ※半径 1.5km の基礎商圏内
売上目標：24億円（初年度計画）