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イトーヨーカドー/「幕張店」改装でワンフロアに直営の衣食住集約、時短提案

2022年07月05日店舗レポート

イトーヨーカ堂は7月6日、千葉市の「イトーヨーカドー幕張店」の大幅改装を実施しグランドオープンする。ソフトオープン期間中の5日、報道向け内覧会を開催した。

<イトーヨーカドー幕張店>
イトーヨーカドー幕張店

幕張地域は、幕張ベイタウン地区などをはじめとした充実した住環境と、様々な学校施設がある整った教育環境、ショッピングモールも豊富な、子育てファミリーに人気の地域となっている。

「イトーヨーカドー幕張店」は1998年10月にオープンした店舗で、今回、地域にさらに寄り添った店舗を実現するため、隙間時間で効率的な「時短ワンストップショッピング」可能な売場展開を実現し、家族で貴重な時間を楽しむことができる、幕張ならではの地域ニーズにこだわった店舗を目指した。

<衣・食・住をワンフロアで展開>
衣・食・住をワンフロアで展開

30~40代の子育て世代をメインターゲットに、「時短ワンストップショッピング」を実現するため、初めて直営の衣・食・住の生活必需品の売場をワンフロアで展開するレイアウトを採用した。食品売場は2019年に先行して改装しているため、今回、衣料品・住居用品を一新した。

衣・食・住の生活必需品を1階に集約し、ワンフロアで買い回りし易い最新レイアウトにリニューアルしたことで、無料の駐車場から高低差もなく効率的な時短ショッピングが可能な買い物導線を実現した。日常の買い物に最適な広さで、食品から衣料品・生活用品・医薬品まで品揃えし、各売場でテーマごとの訴求ポイントを設けながら、隙間時間での時短ショッピングが可能な導線にこだわった。

改装計画を担当した執行役員の梅津尚宏ライフスタイル事業部長は、「店舗改装にあたり、メインターゲット層のお客様に役員以下、部長クラスで合計何十時間かのインタビューをした。その結果、子育て世代は時間がないため、10円、20円安いからといった何店舗も買い回りをしない。ワンストップで1回で買い物をしたく、しかもがっかりするような、失敗した買い物をしたくないことが分かった。こういったニーズに対応するため、売場づくりの見直しもした」と改装の狙いを説明した。

<梅津ライフスタイル事業部長>
梅津ライフスタイル事業部長

改装前は、1階、2階の売場面積4019.83m2に衣料品、住居用品を展開していた。今回、1階に衣料品・住居用品を集約したことで、直営売場面積は2796.69m2に縮小した。一方で、商品陳列什器を1350cmから2100cmのハイゴンドラに変更した。

改装前の衣料品・住居用品のアイテム数は約7万8000だったが、改装後は売場面積は31%縮小したものの、ハイゴンドラを導入したことでアイテム数は約6万3000となり、改装前の19%減に抑えた。坪当たり売上では、37%の改善を計画している。

<アウトドア提案売場>
アウトドア提案売場

ファミリー層を取り込むため、ファミリーの生活シーンに寄り添った「おすすめ」売場を新規で設置した。店舗の商圏内には、海浜幕張公園があり、プチピクニックが楽しめることから、簡単なアウトドア売場を設置した。アウトドア売場でありながら、食品事業担当者と住居用品担当者が共同で売場づくりをすることで、外で食べる提案をしているチキンラーメンのプロモーションコーナーやお菓子売場も併設し、アウトドアで楽しめる食品提案もしている。

<夏祭りに向けた浴衣売場>
夏祭りに向けた浴衣売場

8月6日には、コロナ禍で中止となっていた「幕張ビーチ花火フェスタ」が復活する。久しぶりの夏祭りに対応し、着付けが苦手なママも安心な脱着が簡単な上下セパレート浴衣なども用意した。

<キッチングッズのディスプレイ>
キッチングッズのディスプレイ

食品売場の近くでキッチングッズが売れるレイアウトを受け、キッチングッズも強化した。イトーヨーカドー幕張店オリジナルのエプロンも用意した。そのほか、シンプルでパーティー使いにも便利な食器も取りそろえている。

<防災売場のディスプレイ>
防災売場のディスプレイ

幕張地区は、2011年の東日本大震災で、液状化が発生した地域で防災意識が高い人が多いことを受け、常時、防災売場を設置した。

<自転車売場>
自転車売場

改装にあたり、再度、商圏調査をしたところ、幕張地区は全国でも有数のシェアサイクルが多いエリアであることが分かった。そのため、潜在的な自転車需要が高いと見込み、自転車売場を新たに設置した。

<フェムケア売場>
フェムケア売場

総合スーパーの強みを生かし、女性の悩みに対応する商品を集約したフェムケア売場を設置した。女性向け漢方薬、医薬品、ショーツなどをコーナー展開している。

<IY マイレジ ピピットスマホの紹介>
IY マイレジ ピピットスマホの紹介

食品レジでは、時短ショッピングの一環として、スマートフォンのアプリを使ったセルフレジ「IY マイレジ ピピットスマホ」も導入し、レジ待ち時間を短縮した時短ショッピングを実現した。

また、折り込みチラシの波及力が落ちていることに対応して、チラシやアプリで随時、発信していた「お得情報」に加え、今後は幕張店インスタグラムアカウントとアプリでも「お得情報」をタイムリーに発信する。また、幕張地区に「旬」を届けるべく、店長推しの旬な魚情報など、店からの旬で生な情報も定期的に発信する。さらに、店頭においてもアプリの問い合わせに対応するリモート接客端末を導入する。

<ロフト>
ロフト

2階は、子育てファミリーを意識したテナントを誘致した。幕張地区初出店のロフトでは、コスメの品ぞろえも充実させた。イトーヨーカドー直営の1階のアイドラッグと合わせて、地域で最大級のコスメ売場を提案する。

<アカチャンホンポ>
アカチャンホンポ

アカチャンホンポでは、見て、触って、試せるさまざまな体験コーナーを設置した。また、「月齢別ベビーフードコーナー」や「アレルギー配慮食品」の品揃えも充実させた。

<ダイソー>
ダイソー

また、100円ショップのダイソーを2階フロアの中央に配置した。来店頻度の高い100円ショップをフロア中央に配置することで、買い回りしやすいレイアウトとした。

さらに、新たに、ニトリが展開するインテリア雑貨の専門店デコホームを誘致。普段使いの日用品から部屋のアクセントになるアイテムまで品質やデザイン、価格にこだわった商品を提案する。

<くまざわ書店>
くまざわ書店

既存テナントのくまざわ書店は、店舗面積を2.5倍に拡大した。ゆっくり本を選べるように、ベンチや椅子を設置したほか、新規ジャンルとして、看護書や知育玩具を導入した。

幕張店の福田秀人店長は、「2019年に食品売場を改装しているが、いまひとつ売上が伸びなかった。これまでは2階でも良い商品を展開していたが、食品だけを買って帰るお客様も多かった。今回の改装により、衣食住がワンフロアに集約された。特にコスメ・医薬品の売上は、食品売場の前にあるため、社内でもトップクラスの売上となっている。食品を買うついで、衣料品・住居用品も気軽に見てもらえる環境ができたことで、売上の伸びが期待できる。2階には、アカチャンホンポ、ロフト、ダイソー、デコホームなどのテナントが入り、さらに集客力が高まった。テナントを含めてイトーヨーカドー幕張店全体で、前年比で5%増以上の売上を目指したい」と述べている。

梅津ライフスタイル事業部長は、「これまでの構造改革で、衣料品・住居用品の売場の縮小を進めてきた。食品はイトーヨーカドー、衣料品・住居用品はテナントで、館全体で衣食住をフルラインで展開しようという計画もあった。ただ、結果的に、直営の衣料品・住居用品の売場がない店舗は、食品の売上も落ちてしまった店舗もある。イトーヨーカドー直営の衣料品・住居用品に対するお客様のニーズは、確実にある。今回は、什器を含めて、商品の見せ方・提案の仕方も大きく変えている。やっとテナントと直営売場を生かした集客力の高い売場の勝ちパターンが見えてきた。幕張店を成功させ、次の改装につなげていきたい」と語っている。

■イトーヨーカドー幕張店
所在地:千葉県千葉市花見川区幕張町4-417-25
敷地面積:3万5877.63m2
売場面積:1万357.01m2
建物店舗:地上2階
駐車台数:1401台
駐輪台数:1066台
専門店・ブランド店合計36店(内新規9店・移設改装8店)
営業時間:9時~21時

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