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イオンレイクタウン/年間来館者5000万人、集客強化でアウトレット増床オープン

2024年03月29日 18:00 / 店舗レポート

イオンモールは3月29日、埼玉県越谷市の「イオンレイクタウン」をリニューアルオープンした。2023年3月から2025年にかけて、大規模なリニューアルを実施する第2弾。同日、レイクタウンアウトレットを増床リニューアルグランドオープンした。

<レイクタウンアウトレット>

昨春の第1弾リニューアルでは、kaze、moriにおいて、ファッション・雑貨をはじめ話題の専門店など約40店舗を刷新した。

イオンモール専務取締役の藤木光広CX創造担当は、「イオンレイクタウンでは、2023年から施設のみならず地域全体の活性化を目的に、イオンレイクタウンが起点となり、越谷レイクタウンの暮らし、社会、環境を改善し、人、モノ、コトが互いにふれあい、循環することで、持続可能な街づくりを目指してきた。その実現に向けて、リニューアルを段階的に実施し、新しいショッピング体験を提供し、地域の人々が快適に買い物を楽しめるよう施設の価値を高めてきた。2023年春には、Kaze、moriのリニューアルを実施した。今回、リニューアル第2弾として、レイクタウンアウトレットが、『もっと気軽に、もっと身近に』をコンセプトに掲げ増床リニューアルした」と述べた。

<藤木専務>

越谷市の福田晃市長は、「イオンレイクタウンは、平成20年にグランドオープンをして、平成23年にはアウトレットがオープンした。今や年間5000万人の来場者を誇る日本でもトップレベルの商業都市となり、越谷市民にとっては、まさに誇りであり、自慢できる場所となっております。アウトレットの奥には調整池があり、いま、イオンモールと連携して、カフェなどをつくる水辺の開発をやっている。まさに、水辺の空間とアウトレットが、これが一体となって、さらなる賑わいが生まれることを期待している。地域の魅力ある資源を活かしながら、魅力ある街づくりを進めてまいりますので、皆様には引き続きのご協力、ご支援をよろしくお願いを申し上げます」とあいさつした。

<福田市長>

テナントリーシングの市場環境について、執行役員の武田久和東日本支社長は、「コロナ禍を経て、お客様のライフスタイルが変化する中で、アパレルの出店環境は厳しくなっている。そこで、エリアによって、業種を変えたりしている。一方で、雑貨、飲食、食品は出店の希望が増えている。そこで、業種別のエリア配置、ゾーニングを含めて、見直しをする場合は、リプレイスするにあたって空床期間が長くなることはある。いまのお客様のライフスタイルを踏まえて、活性化することが重要となっている」と分析している。

アウトレット増床後の目標について、イオンレイクタウンアウトレットゼネラルマネージャー兼イオンレイクタウンライフデザインプロジェクト担当の兵頭良樹氏は、「レイクタウンアウトレット単体の目標来館者数は、700万人としている。2023年度対比では、20%増を目指している。もっと気軽に、もっと身近にというコンセプトの通り、近隣のお客様を含めて、月に1回の来店を2回に、また、kaze、moriに訪れるお客様を含めて、来館頻度を高めることを目指している。mori、kazeというモールに隣接しているため、通常の買い物の中で、買い回りできる特長がある。一方で、アウトレットモールは同じ県に、何件もない。そこで、ラグジュアリーブランドを誘致して、日常の中での日日常を感じてもらえるブランドのショッピング体験も提供している。アウトレットの増床で、館全体で過去最高の来館者数を目指す」と語った。

<武田支社長(左)と兵頭ゼネラルマネージャー(右)>

今回の第2弾リニューアルでは、レイクタウンアウトレットに2階建ての増床棟を新設。インターナショナルブランドやライフスタイル提案型ブランドなど、増床棟、既存棟合わせて新規38店舗を含む68店舗を刷新。“もっと気軽に、もっと身近に”ブランドショッピングを楽しんでいただける施設としてパワーアップします。kaze、moriでは、高感度ファッション・雑貨をはじめ、グルメ・キッズの専門店をさらに充実させるなど、70店舗を刷新する。また、レイクタウンアウトレット増床棟および既存棟の屋根に太陽光発電設備を導入するほか、リサイクル建材を内装材や舗装材の一部に使用するなど、環境保全に向けた取り組みをさらに推進する。

<2階にラグジュアリーブランドを集積>

増床棟2階には、スタイリッシュで情熱と目的を持った現代の開拓者たちのオールシーズンワードローブを提案する「BOSS」、クラシックなテイストを守りつつ時代とともに機能性を取り入れた商品を提供しつづけている「BROOKS BROTHERS」、1927年にイタリア・ボローニャにて創業し、90年以上にわたり、美しいレザー製品にこだわり続けてきた歴史あるブランド「FURLA」を誘致している。

<LANVIN COLLECTION>

また、1993年にニューヨークで誕生しハンドバッグ・アパレル・ジュエリー・シューズ・ギフトなどを展開するライフスタイルブランド 「Kate Spade New York」、「LANVIN」のエッセンスを取り入れながら、同じ世界観「クラシックとモダンの融合」を共有する「LANVIN COLLECTION」が新たに出店した。

<スポーツブランドを増床リニューアル>

増床棟2階では、「NIKE UNITE KOSHIGAYA」、「PUMA」が既存棟から移転拡大オープンし、より魅力あるライフスタイルを提案する。

<増床棟1階のACTUS>

増床棟1階には、“丁寧なくらし”というテーマのもと、永く使い続けることのできる良質なデザインの家具、インテリア小物雑貨を販売するライフスタイルブランド「ACTUS」がアウトレット業態として埼玉県初出店した。

<kazeへの連絡通路>

レイクタウン全体を快適に移動できるよう、増床棟にはレイクタウンkazeと接続するブリッジを新たに設置。また既存棟においても、レイクタウンmoriと接続するフォレストブリッジを3街区(3rd Ave.)の2階へダイレクトに接続するほか、「空の広場」のデッキを延伸し、1街区(1st Ave.)・2街区(2nd Ave.)・3街区(3rd Ave.)の2階を直結させることで、雨に濡れることなく施設間を移動することが可能となり、より快適に買い物を楽しめるようになる。

<施設配置図>

■イオンレイクタウン
所在地:kaze 埼玉県越谷市レイクタウン4ー2ー2
mori 埼玉県越谷市レイクタウン3ー1ー1
アウトレット 埼玉県越谷市レイクタウン4ー1ー1
TEL:kaze 048ー934-3000
mori 048ー930-7300
アウトレット 048ー940-0700
営業時間:専門店(kaze/mori) 10時~22時
専門店(アウトレット) 10時~20時
イオンスタイル(mori内) 9時~22時
マルエツ(kaze内) 9時~23時
レストラン街(kaze/mori) 11時~21時
レストラン街(アウトレット) 11時~21時
イオンシネマ・ツタヤ(kaze内)10時~23時

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