流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





イオンモール太田/年間来館者数800万人目標「ウエストモール」増床オープン

2024年04月16日 15:10 / 店舗レポート

イオンモールは4月19日、群馬県太田市で運営するショッピングモール「イオンモール太田」を増床リニューアルオープンする。16日、報道向けに増床棟「ウエストモール」の内覧会を開催した。

<ウエストモール>

イオンモール太田は、2003年12月のオープン以来、太田市を中心に隣接する栃木県や埼玉県などからも、多くの人々が来館。現在の年間来館者数は約712万人となっている。今回のリニューアルでは、これまで駐車場として使用していた西側平面駐車場に、2階建ての増床棟(ウエストモール)を新設した。既存棟においても、日常に寄り添うライフスタイル型専門店を中心にリニューアルを実施し、世代を超え、人と文化が“つながる”新たな地域の交流拠点へと進化する。

<吉田ゼネラルマネジャー>

吉田朋イオンモール太田ゼネラルマネジャーは、「増床による年間来館者数は、800万人を目標としている。商圏も車で30分・70万人エリアから、車で40分・120万人エリアに拡大する」と述べた。

増床棟の外装デザインのコンセプトは、OTA LINK SCAPE(オオタリンクスケープ)で、自然豊かな太田市とモール、地域がつながり続ける施設になることをめざし、山並みや自然の息吹を感じられる躍動感あるデザインを採用した。

<施設配置図>

内装コンセプトは、Re mix OTA(リミックスオオタ)で、ホワイトを基調に、木目とブラウンを採用し、明るく落ち着いた館内に仕上げた。地域の人々が快適に心地よく、集うことができる交流空間を創出する。

<増床棟1階>

増床棟1階には、良質なトレンドファッションや日々のくらしを彩るインテリア、ライフスタイル型専門店をはじめ、かわいらしい動物たちと遊びながら、まなびの体験ができる専門店を導入した。

<KEYUCA>

ライフスタイルでは、お客一人ひとりの「ちょうど良いをつくる」を提案するライフスタイルショップ「KEYUCA」が出店。また実際に計測して、フィットするまくらを提案する「B-DESIGN by じぶんまくら」がオープンした。また、ソファやテーブル、ダイニングチェアなど人気のインテリアを展開する「LIVING HOUSE.」が群馬県初出店となる。さらに、着心地の良いウエアから素材にこだわった食品、ステーショナリー、インテリア、食品まで幅広く展開する「無印良品」が移転、拡大オープンする。

<無印良品>

ファッションでは、ブランドの垣根を超え、商品を展開するオンライン融合型店舗「ONWARD CROSSET SELECT」が移転拡大オープン。また、最新のトレンドファッションを求めやすい価格で提供する「ジーユー」、古き良きアイテムとトレンドファッションを提案する「CIAOPANIC TYPY」を導入する。

<ONWARD CROSSET SELECT>

新たな取り組みとして、「ペット&まなび体験」を提案。動物たちと学びながら、キッズたちが楽しく遊べるアミューズメント施設と動物園が融合した「アニタッチPARK」が国内初出店となる。また、かわいいネコたちとの憩いのひとときを体験できる「猫カフェMOCHA」を導入。生体からペット用品まで、豊富に展開する「PETEMO」が移転拡大オープンする。

<アニタッチPARK>

スイーツ&カフェでは、ベルギーの老舗チョコレートブランド「GODIVA」、茶葉本来の味わいと香りにこだわり、厳選された上質な茶葉を毎日丁寧に抽出して、ミルクティーなどを提供する「ゴンチャ」がオープンする。

<GODIVA>

増床棟2階には、バラエティ豊かな飲食店15店舗を集積。約1100席を展開するフードコート「FOOD FOREST」が移転拡大オープンする。子ども専用の飲食スペースとして約230のキッズ席「もぐもぐテーブル」を完備した。

<FOOD FOREST>

また、フードコート内にいながらも、自然を五感で感じることのできるエリア「ピクニックコート」を配置する。五感による演出効果として、「視覚」では天窓風照明により外部空間を演出、「聴覚」では音響による鳥のさえずりや森の風の音を演出する。「触覚」では植栽を設置し、気流により森の風を再現した。「味覚」ではフードコート環境による外食シーンを創出、「嗅覚」ではフレグランスを活用し、森の香りを演出した。ファミリーで寛ぎながら、ピクニック気分で自然の中での食事を楽しめる。

<ピクニックコート>

麺類では、自主製粉を使用し、コシのある信州そばを提供する「信州蕎麦 小木曽製粉所」、京都北白川の人気ラーメン店「ラーメン魁力屋」が出店。また、濃厚と淡麗の絶妙な味わいのつけ麺専門店「舎鈴」、モチモチの自家製麺に秘伝のタレを絡めた「東京油組総本店イオンモール太田組」が群馬県初出店となる。

<舎鈴>

多国籍料理では、伝統的なベトナムのサンドイッチを提供する「バインミーシンチャオ」が出店。韓国料理では定番の石焼ビビンバや冷麺、チゲ鍋を提供する「ビビン亭」、熱々の鉄板で提供する焼肉丼・定食が人気の「牛角焼肉食堂」が群馬県初出店を果たす。和食では厳選素材を使用してたこ焼きを提供する「築地銀だこ」、ご飯と薄切りにした牛肉を鉄板の上で焼く「ペッパーランチ」が移転している。

<バインミーシンチャオ>

スイーツでは、上質なソフトクリームを提供する「那須千本松牧場」が群馬県初出店。また、幅広い世代に人気の「サーティワンアイスクリーム」、「ミスタードーナツ」も区画を移動し、オープンする。

<那須千本松牧場>

物販店舗では、アクティブライフ提案として、顧客からの要望に対応し、ディズニーの商品を取り扱う「Disney store」が群馬県初出店する。また、おしゃれな日用品や収納アイテム、棚など、デザイン性のある商品を展開する「3COINS+plus」が移転拡大オープンする。

<Disney store>

ファッションでは、ティーンズやヤングに人気の「WEGO」をはじめ、展開店舗限定モデルのほか、人気ブランドの厳選したスニーカーやアパレルを多数取りそろえた「ABC-MART SPORTS」が出店する。

<WEGO>

共用スペースとして、増床棟1階には、地域の人々が集う屋外交流拠点「みらいガーデン」を配置。今後、さまざまなイベントを開催する予定だ。

<みらいガーデン>

そのほか、従業員の働きやすさ(ES)の取り組みを推進。専門店をはじめとする従業員の満足度向上の推進、サービスレベル向上のため、従業員用施設の機能の拡充を実施する。

まず、既存の従業員休憩室に加え、新たに従業員休憩室を設置し、さらなる職場環境の向上を図る。新たな従業員休憩室には、従業員がそれぞれ自由なスタイルで、リフレッシュできる空間として利用いただけるよう、コミュニケーションスペースを用意。従業員が快適に休息を取れるように配慮した設計を採用した。

また、従業員向けに子育てをしながら、0歳~12歳までの子どもを預かる従業員託児施設を新たに導入する。子育て中の従業員は、常にわが子のすぐ近くで仕事ができるという大きなメリットがあり、安心して働くことができる。

■イオンモール太田
所在地:群馬県太田市石原町81
TEL:0276-47-8700(代表)
敷地面積 約18万6000m2
延床面積:約11万6000m2(増床前比+約2万1000m2)
総賃貸面積:約7万6000m2(増床前比+約1万4000m2)
専門店数:約185店舖(増床前比 +約35店舗)
駐車台数:約4200台
建物構造:鉄骨造 地上3階建
リニューアル開店日:2024年4月19日10時
営業時間 専門店 10時~21時
レストラン 11時~22時
シネマ 9時~24時
イオン太田店 8時~23時
※店舗により営業時間が異なる場合あり
休業日:年中無休
従業員数:約2400名(内、イオン太田店 約400人)
https://ota-aeonmall.com/

■イオンモールの関連記事
イオンモール太田/増床リニューアル、54店舗新規オープン

関連記事

店舗レポート 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧