渋谷スクランブルスクエア/4階に日本初出店の「スミス ティーメーカー」など4店舗新規オープン

2024年10月23日 17:05 / 店舗レポート

渋谷スクランブルスクエアは10月24日、4階をリニューアルオープンする。23日報道向け内覧会を開催した。

<スミス ティーメーカー>
スミス ティーメーカー

日本初出店となるアメリカ発のスペシャルティ・ティー カンパニー「スミス ティーメーカー」のほか、「THE TOKYO」、「ニューバランス」、「トリー・バーチ」が新規出店。ワイヤバッグなどがそろう「アンテプリマ」、日本初出店のスコットランドの老舗カシミヤメーカー、ジョンストンズ オブ エルガンのショップインショップを併設した「ブリティッシュメイド」、ダウンなどを販売する「タトラス」がリニューアルオープンする。

渋谷スクランブルスクエアの二宮道彦 総支配人は、「当施設は『世界最旬宣言』をビジョンに掲げている。最先端の食とファッション、サービスを提案するというコンセプトに変更はないが、コロナ禍を経てコンセプトが見えにくくなっていた。16層もある商業施設であり、全体を回遊するというより、目的買いに来ていただけるよう、各階の特色を出すために、改装やテナントの入れ替えを行っている。

開業当初、高感度な20~30代女性をメインターゲットにしていたが、渋谷という土地柄ITやベンチャーなどで働く男性客も多く来館しており、レディス・メンズともに扱う店舗が好調だ。4階の改装も、男女ともに来店しやすく、渋谷で生活する人にぴったりなライフスタイルを提案できるテナントを集めた」と説明している。

3月には9階を大幅刷新し、園芸店やアウトドアショップ、カフェを導入した。夏から秋にかけて、6階のコスメ売り場「+Q ビューティー」も「ポーラ」「ランコム」をリニューアル。短時間で気軽に相談したり、自己理解を深めたりしたいという顧客ニーズに対応するための機器や環境を用意した。

<ニューバランス>
ニューバランス

4階は、エスカレーターのすぐそばに、シューズだけでなくアパレルも幅広くそろう「ニューバランス」を設置。「3Dスキャン」による無料の足のサイズ計測、スタッフによるシューズフィッティングサービスも提供する。

<テイスティングルーム>
テイスティングルーム

「スミス ティーメーカー」は、スターバックスコーヒーの「チャイラテ」の開発を手掛けたスティーブン・スミス氏が創業したティーショップ。世界各地の厳選した原料を直接調達し、卓越したブレンド技法によってバランスの取れた奥行きのある味わいのティーが25種類以上そろう。

また、ショップで気になった各種ティーを、テイスティングルーム(35席)で実際に楽しめる。

<THE TOKYO>
THE TOKYO

「THE TOKYO」は、TOKYO BASEが手掛ける、ファッションを楽しむ大人に向けた、日本ブランドのみを取り扱うセレクトショップ。メンズ・レディスともに高感度な商品を展開する。

<トリー・バーチ>
トリー・バーチ

「トリー・バーチ」では、先行発売商品などタイムレスな商品を取り扱う。

<VASIC>
VASIC

さらに、ニューヨーク発のハンドバッグブランド「VASIC」は、フルラインアップをそろえ、都内で最も広い店舗として生まれ変わる。ジュエリーブランド「STAR JEWELRY」は、ブランドの世界観やこだわりを表現した最新型ストアに刷新する。

<STAR JEWELRY>
STAR JEWELRY

「アンテプリマ」は、シグネチャーのワイヤバッグに加え、アパレルを再展開する現在唯一の店舗だという。

<アンテプリマ>
アンテプリマ

「ブリティッシュメイド」は、「ジョンストンズ オブ エルガン」のショップインショップを併設。リニューアル前に「ジョンストンズ オブ エルガン」のポップアップストアを開催したところ、好評だったため、実店舗をオープンする。

<ブリティッシュメイド>
ブリティッシュメイド

メイン商品である大判ストールの中心価格帯は、税込み4万~8万円。

<渋谷店限定のストール>
渋谷店限定のストール

「タトラス」は、定番品から新作までフルラインアップを販売する。

<タトラス>
タトラス

ポップアップスペースも設置しており、10月24日から「ディーゼル」が登場。秋冬コレクションが幅広くそろっている。

<ディーゼルのポップアップストア>
ディーゼルのポップアップストア

なお、渋谷スクランブルスクエアは、開業当初年間売り上げ400億円を目標としており、順調に計画を達成しているという。

■渋谷スクランブルスクエア
事業主体:東急、JR東日本、東京メトロ
所在地:東京都渋谷区渋谷2-24-12
用途:事務所、店舗、展望施設、駐車場など
延床面積:第1期(東棟)約18万1000m2、第2期(中央棟・西棟)約9万6000m2
階数:第1期(東棟)地上47階地下7階、第2期(中央棟)地上10階地下2階、(西棟)地上13階地下5階
高さ:第1期(東棟)約229.7m、第2期(中央棟)約61m、(西棟)約76m
設計者:渋谷駅周辺整備計画共同企業体(日建設計、東急設計コンサルタント、JR東日本建築設計、メトロ開発)
デザインアーキテクト:日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、SANAA事務所
運営会社:渋谷スクランブルスクエア※東急、JR東日本、東京メトロの3社共同出資
開業 : 第1期(東棟)2019年11月1日
第2期(中央棟・西棟)2027年度(予定)
https://www.shibuya-scramble-square.com

取材・執筆 鹿野島智子

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