三越伊勢丹/6月の売上0.6%増、基幹店、大都市圏で高額品が好調

2017年07月03日 15:20 / 月次

三越伊勢丹ホールディングス(2017年3月期売上高:1兆2534億円)が発表した6月の売上速報によると、国内百貨店事業の合計売上高は前年同月比0.6%増となった。

基幹店は、伊勢丹新宿本店店頭4.2%増、三越日本橋本店店頭3.0%増、三越銀座店4.5%増だった。

基幹3店舗をはじめ札幌・福岡など大都市圏の店舗を中心に宝飾・時計やラグジュアリーブランドなど高額品の動きがよく売上をけん引し、国内百貨店事業計の既存店売上が0.9%増と2か月ぶりにプラスに転じた。

比較的晴天日が多く、夏を意識した商品への購買意欲は堅調だった。夏服とのコーディネートで使用するサンダルやアクセサリー等の婦人雑貨が好調だったことに加え、食品や化粧品などの日用品の動きも引き続き好調だった。

衣料品は前年にこそ届かなかったが、気温の変化に対応可能な高機能素材のブラウスや、冷房避けに使用できる羽織物には関心が集まるなど、季節ならではのニーズに合致した商品の動きは堅調に推移した。

お中元商戦は、希少性の高い限定品を中心に高価格帯商品が客単価を押し上げたほか、インターネット受注の高い伸びが寄与し、前年実績を上回った。

大手百貨店/8月売上高4社そろって増、夏物ファッションが好調

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