ショッピングセンター/3月の売上高2.2%増、春物商品好調
2018年04月27日 09:20 / 月次
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日本ショッピングセンター協会が発表した3月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SC売上高の前年同月比は2.2%増となった。
3月度の既存SC売上高は、総合で2.2%増と前年を上回った。テナントは2.9%増、キーテナントは0.7%減となった。
前年比で土日祝の合計が1日多かったことに加えて、全国的に気温が高かったことも春物商品の売上につながった。
その他、桜の開花が全国的に平年より早く行楽客の来館が多いSCでは飲食店も好調との声がきかれた。
立地別・構成別の総合では、中心地域の総合は3.1%増、周辺地域の総合は.8%増で、両者ともに前年を上回った。
中心地域・中都市のキーテナントは地方の百貨店の売上が伸び悩みも4.2%減と苦戦したものの、中心地域・大都市はテナント4.0%増、キーテナント4.2%増と好調だった。
立地別・地域別では、全9地域のうち、7地域で前年を上回った。東北・中心地域は一部SCで昨年リニューアルのため閉店等があった反動もあり当月は8.7%増となった。
前年を下回ったのは北陸(1.6%減)と中心地域はキーテナントの不振が続く四国(1.1%減)の2地域であった。
都市規模別では、政令指定都市の総合が3.2%増、その他の地域も1.5%増となり両者ともに前年を上回った。
その他の地域のキーテナントは、関東以外の地域は前月より回復したものの、全9地域のうち、北海道と九州・沖縄を除く7地域では前年を下回っており、総合でも同1.6%減となった。
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