日本フードサービス協会/外食産業の7月度売上0.5%増、23カ月連続増加
2018年08月28日 12:00 / 月次
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日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の7月度売上状況は、前年同月比0.5%増と23カ月連続で前年を上回った。
7月は、土曜日が1日少ない曜日周りに加え、西日本を中心とした豪雨、全国的猛暑、台風など、異例続きの天候で客数は1.1%減となったが、価格改定や各社各様のキャンペーン、季節メニューの訴求などにより客単価の上昇が続き、前年を超えた。
ファーストフード業態の全体売上は2.0%増と前年を上回った。 洋風は、季節商品や500円のランチセットなどが好調で、売上は3.0%増。
和風は、鰻の販売が好調で客単価が上昇し、売上2.6%増。麺類は、クーポンなどによる集客で客数は前年並みも客単価が下がり、売上1.0%減だった。
持ち帰り米飯・回転寿司は、価格改定による単価上昇などで、売上は0.4%増。その他は、アイスクリームが、猛暑で販売好調、売上2.0%増となった。
ファミリーレストラン業態の全体売上は0.5%減と前年を下回った。洋風は、豪雨・猛暑・台風という天候要因で客数が減少し、売上は1.6%減。
和風は、猛暑でそば業態などは好調だったが、全体的には客数減で、売上1.6%減だった。
中華は、キャンペーン効果が続いており客数が増え、売上は2.9%増。焼き肉は、天候や曜日周りなどマイナス要因がある中でも底固く推移し、売上2.0%増と20カ月連続して前年を上回った。
パブ・ビアホールは、月間キャンペーンで好調だった店もあるが、天候要因が特にビアガーデンなどに大きく影響し、売上は3.1%減。
居酒屋は、悪天候に加え、他業態との競争や店舗減少が続いており、売上は6.7%減と苦戦が続いた。
ディナーレストラン業態は、曜日まわりや天候などマイナス要因が多い中、価格がリーズナブルな店舗や商品が顧客に支持され、売上は0.2%増となった。
喫茶業態は、猛暑で冷たいドリンクなどが好調であったが、異例続きの天候が客足を遠ざけ、売上は2.0%減となった。
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