日本フードサービス協会/2月の外食産業売上1.9%増、30カ月連続増加
2019年03月29日 10:50 / 月次
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日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の2月度売上状況は、前年同月比1.9%増と30カ月連続で前年を上回った。
2月は、暖冬傾向で気温が高く、天候が比較的安定していたことも外食需要の下支えとなり、ファストフードを中心に概ね堅調に推移し、全体の売上は1.9%増と30カ月連続して前年を上回った。
ファストフードを中心に導入が進んでいる宅配代行サービスやQR決済も、全体売上への効果はまだ限定的ではあるものの、売上伸長に寄与した。
ファーストフード業態の全体売上は2.4%増と前年を上回った。洋風は、期間限定商品やお得なランチセットが好調なほか、宅配代行サービスが伸びたところもあり、売上4.7%増。和風は、引き続き定食メニューの好調や割引パスポートの販売効果などで客単価上昇、売上0.3%増となった。
麺類は、店舗数増と新メニュー強化やCM効果などにより、売上1.7%増。持ち帰り米飯・回転寿司は、店舗減に加え、休日の天候不順もあり、売上は0.8%減だった。「その他」は、暖冬の中で「アイスクリーム」の再来店促進キャンペーンなどが好調で、売上2.0%増となった。
ファミリーレストラン業態の全体売上は1.1%増と前年を上回った。
業種別では、洋風、和風は、各社まちまちで、期間限定品・フェア品が堅調なところがある一方、集客が振るわないところもあり、売上は洋風0.5%増、和風0.4%減となった。
中華は、TV露出の効果などで、売上は4.1%増。焼き肉は店舗増などもあり、売上は1.9%増とだった。
飲酒業態は、週末の需要が堅調に推移し、パブ・ビアホールは売上4.0%増、居酒屋は春節のインバウンド需要もあり、売上1.9%増となった。
ディナーレストラン業態は、鍋のお得なキャンペーンなどで集客が堅調で、売上は1.9%増だった。
喫茶業態は、ドリンクメニューへのプレゼントキャンペーンやフードメニューの強化が奏功したところがあり、売上は1.2%増となった。
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