日本生協連/4月は、外出自粛で店舗14.8%増、宅配16.3%増
2020年05月21日 13:00 / 月次
日本生活協同組合連合会(日本生協連)が5月21日に発表した、全国64主要地域生協の4月度の供給状況(速報値)によると、総供給高は2471億4600万円(前年同月比15.3%増)となった。2月から3カ月連続で前年を超えた。
内訳は、店舗843億500万円(14.8%増)、宅配1574億1000万円(16.3%増)、宅配のうち個配1136億7300万円(18.5%増)だった。その他供給高は54億3000万円(3.1%減)。
店舗は、巣ごもり需要にともない惣菜以外全ての分類で伸長した。宅配は、巣ごもり需要にともない生鮮・加工食品・非食品の全ての分類で伸長した。
新型コロナウイルスによる外出自粛や休校の影響で、宅配事業への需要が急増しており、新規加入やしばらく利用していなかった組合員の宅配利用再開も増加した。
特に宅配においては、物流業務が需要の急増に対応しきれず、やむなく欠品や数量制限などの対応をせざるを得ない商品が発生している。
店舗では、3密を避け、消毒の徹底、レジ前に透明な間仕切りを置するなどの感染防止対策をとった。
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