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日本チェーンストア協会/4月衣料・住関品苦戦し総販売額4.5%減

2020年05月22日 15:20 / 月次

日本チェーンストア協会が発表した4月のチェーンストア販売概況(会員企業56社、1万770店)によると、総販売額は1兆162億円(店舗調整後前年同月比4.5%減)となった。

部門別の販売額では、食料品7460億円(9.5%増)、衣料品375億円(53.7%減)、住関品1968億円(14.2%減)、サービス21億円(22.2%減)、その他336億円(48.6%減)。

店舗調整前では、総販売額4.5%減、食料品8.7%増、衣料品54.3%減、住関品13.6%減、サービス24.6%減、その他48.4%減だった。

4月度は、政府からの外出自粛要請が出されたこともあり内食化需要が増え食料品は好調だったが、衣料品、住関品は自粛休業している店舗もあり、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はマイナスとなった。

惣菜は、温惣菜は苦戦。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともに、弁当、寿司はまずまずの動きだった。

農産品は、たまねぎ、じゃがいも、大根、キャベツ、白菜、人参、ピーマン、長ネギ、ニラ、小松菜、もやし、長いも、カット野菜など好調だった。果物では、りんご、バナナ、キウイフルーツ、オレンジ、ぶどうなどの動きは良かったものの、いちご、西瓜などの動きは低調に推移した。

畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに好調。鶏卵、ハム・ソーセージも動きがよかった。

水産品は、ぶり、うなぎ、たこ、鯛、塩鮭、漬魚、あさり、魚卵、しらす、塩干物、海藻類などの動きは良かったものの、刺身盛り合わせ、かつお、サーモン、いか、丸物、かになどの動きは鈍かった。

医薬・化粧品は、体温計、ボディ・ハンドソープ、消毒用アルコール、洗濯洗剤・柔軟剤、キッチン洗剤・漂白剤、マスク、衛生用品などの動きは良かったが、カウンセリング化粧品、UVケア、制汗剤、オーラルケア、ウィッグ、芳香剤、殺虫剤、除湿剤などは苦戦した。

日用雑貨品は、卓上コンロ・ボンベ、ペーパー類、ペーパータオル、ウエットティッシュ、コピー用紙、TVゲーム、パズル、書籍・雑誌、学習ドリル、タオルなどの動きは良かったものの、マグボトル、玩具、文具などの新入学用品などは不調に終わった。

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