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大手百貨店/5月売上高「新型ウイルス」休業で6~9割減

2020年06月01日月次

三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オーリテイリング、高島屋、そごう・西武は6月1日、5月の売上速報を発表した。

三越伊勢丹90.2%減、J.フロントリテイリング(大丸松坂屋百貨店)72.7%減、エイチ・ツー・オー(阪急阪神百貨店)64.1%減、高島屋64.2%減、そごう・西武61.5%減だった。

■三越伊勢丹HD(2020年3月期売上高:1兆1191億円)
伊勢丹新宿本店店頭88.0%減、三越日本橋本店店頭90.5%減、三越銀座店95.4%減などで、三越伊勢丹既存店計90.2%減だった。

札幌丸井三越85.0%減、函館丸井今井69.8%減、仙台三越50.4%減、松山三越70.3%減など、国内グループ百貨店は62.6%減となり、国内百貨店合計は79.1%減となった。

政府の「緊急事態宣言」の発出を踏まえ、4月8日以降(日程は店舗により異なる)一部の店舗の食品フロアを除き全館臨時休業としていたが、グループ百貨店においては各地域の宣言解除に伴い、5月16日より順次11店舗を全館営業再開。25日の特定警戒都道府県の宣言解除を受け、27日に函館丸井今井、28日に札幌丸井三越の2店舗を、30日に首都圏三越伊勢丹の6店舗の全館営業を52日ぶりに再開した。

週末は大勢の来店があり、食品、化粧品、子供用品などでは購入目的が明確な顧客も多かったという。

三越伊勢丹オンライン(EC)は5月7日より再開し、5月売上は前年比約1.4倍と好調に推移。カテゴリーでは食品やライフスタイル関連用品が特に伸長し、新たな生活様式が求められる中、家での時間を楽しく快適に過ごすためのキッチン雑貨、家電、フィットネスアイテム、食品では洋菓子やワインなどが好評だった。

免税売上は入国規制や店舗臨時休業により、4月同様厳しい状況が続いている。

■J.フロントリテイリング(2020年2月期売上高:1兆1336億円)
大丸松坂屋百貨店の売上高は前年同月比72.7%減、博多大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の売上高は73.2%減となった。 

大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高(速報値)は対前年約99.0%減(客数99.7%減、客単価約3.7倍)となっている。

5月度の大丸松坂屋百貨店合計の国内売上高(免税売上高の本年・前年実績を除く)は、69.3%減だった。

5月度の百貨店事業の売上高は、中旬までほぼすべての店舗で臨時休業や食料品売場のみの営業を継続したものの、緊急事態宣言の段階的解除を踏まえ、徐々に全館営業店舗を増やし、27日には全16店舗で全館営業を再開したことなどから前月よりマイナス幅が縮小した。

■H2O(2020年3月期売上高:8972億円)
百貨店事業の全社計の売上高は64.1%減となった。内訳は阪急本店84.4%減、阪神梅田本店72.8%減、支店計44.0%減。

「緊急事態宣言」の解除、大阪府、兵庫県の商業施設の休業要請解除を受けて、大阪府、兵庫県、福岡県下における店舗を5月21日から、ほぼ全面的に営業を再開。30日からは、土日休業していた都心店舗も営業を再開、25日からは「緊急事態宣言」の全面解除となり、阪急メンズ東京についても29日から営業を再開した。

5月20日までの売上高前年比は、都心店92%減、郊外店49%減に対して、21日以降は、都心店24%減、郊外店12%減と想定を上回る結果で推移した。

EC売上高前年比は約4.5倍と先月に引き続き好調に推移。店頭でも人気の独自コンテンツの仕掛けである、阪急本店(約5倍)の「ワールド・ティー・フェスティバル」、阪神本店(約2.6倍)の「大ワイン祭」が売上を大きく牽引した。

阪急本店は5月21日以降、阪急メンズ大阪も含め全館営業を再開。30日以降は、土日も営業を再開した。

21日以降は、売上高前年比21%減。インバウンドを除けば7%減だった。

「命を守る段階」から「暮らしを取り戻す段階」へと生活のステージが移行し、ECを利用しない高年齢層の化粧品のまとめ買い、季節アイテムのパラソル・帽子、そのほか成長に伴い買い替えが必要なベビー・こども服(靴、肌着)、リビング用品ではスリッパ、キッチン周りの小物の動きが目立つ。また、やむを得ず、時期が遅れた春のお祝いニーズでギフトが好調な動きを見せた。

阪急メンズ大阪も、再開後はモードファッション、ギフトが好調で想定を上回る売上で推移。同日数対比では前年並みだった。

■高島屋(2020年2月期売上高:9190億円)
高島屋単体12店の売上高は64.2%減、岡山高島屋、岐阜高島屋、高崎高島屋を含めた15店の売上高は63.1%減となった。

5月度は、引き続き全店で食料品フロアを除き臨時休業を実施した。中旬から段階的に営業範囲を拡大し、27日には 全店で全館営業を再開したが、店頭売上は前年実績を大きく下回った。

免税売上は98.7%減だった。

店舗別売上は、全店が前年実績を下回った。また、商品別売上も、全ての商品群が前年を下回っている。

■そごう・西武(2020年2月期売上高:6001億円)
そごう・西武15店の売上高は61.5%減、西武池袋本店は68.4%減となった。

新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言を受け、5月14日まで全15店舗にて食品以外休業。その後、地方の店舗では順次全館営業を再開 するも、首都圏店舗では5月22日まで食品以外休業を継続した。

食品については、顧客利便性確保のため、月間を通して営業継続。食品売上は前年の約35%減だった。

免税利用売上高は前年同月比95%減、客数は92%減となっている。

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