カジュアル衣料/秋冬物好調で10月既存店4社そろって増
2020年11月18日 13:30 / 月次
カジュアル衣料4社の10月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ(ファーストリテイリング)16.2%増、しまむら20.7%増、西松屋23.7%増、ハニーズ10.5%増となった。
気温の低下にともない、秋冬物衣料の売上が好調に推移した。
■ファーストリテイリング(2020年8月期:売上高2兆88億円)
既存店(727店)+Eコマースの売上高は16.2%増、客数0.9%増、客単価15.1%増となった。
直営店(767店)+Eコマースの売上高は16.5%増、客数1.4%増、客単価14.9%増。出店2、退店1だった。
10月の既存店売上高は、気温が低く推移したことで、秋冬商品の販売が好調だったことに加え、Eコマースのキャンペーンも好評だったことから、大幅な増収となった。
新型コロナウイルス感染症の影響による、10月末時点の臨時休業店舗は4店舗、時間短縮営業を行っていた店舗は87店舗だったこれらの臨時休業、営業時間短縮した店舗は既存店、直営店から除外せず算出している。
■しまむら(2020年2月期:売上高5219億円)
既存店売上(ファッションセンターしまむらのみ)20.7%増、客数10.5%増、客単価9.3%増。
全店売上20.8%増。出退店0で10月末店舗数1433店。
10月度を通じて秋らしい気温の日が続き、台風の上陸もなく、季節商品の販売には非常に適した気候となったことで、秋冬物のアウター衣料、肌着・寝具の実用品が売上を伸ばした。
リラクシングウェア、スポーツウェアは巣ごもり需要により引き続き好調で、2週連続でキッズフェアを打出したベビー・子供服、あったか素材「FIBER HEAT」の肌着や靴下、敷パッドやラグマットなどの寝具・インテリア商品も気温の低下で好調だった。
また、10月1日にオープンした「しまむらオンラインストア」も、順調な立ち上がりとなっている(10月度より、既存店及び全店にオンラインストアを含めている)。
■西松屋チェーン(20日締、2020年2月期:売上高1429億円)
既存店売上高23.7%増、客数14.4%増、客単価8.1%増。
全店売上24.4%増、客数15.8%増、客単価7.4%増。
出店3、退店4で、10月度末の店舗数は1006店舗。
10月は、来店客数が大きく伸び、子供衣料においては、気温の低下にともない、秋冬物衣料の売上がきわめて好調に推移した。加えて、ベビー・マタニティ、育児・服飾雑貨の売上高も好調だった。
■ハニーズ(2020年5月期:売上高425億円)
既存店売上高10.5%増、客数10.2%増、客単価0.3%増。
直営店売上高11.3%増、客数11.1%増、客単価0.2%増。
出店2、退店0、10月末店舗数878店。
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