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総合スーパー/11月はイオン0.1%増、PPIH3.3%減、ヨーカドー0.7%増

2020年12月18日 13:30 / 月次

流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、11月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール0.1%増、PPIH(国内リテール主要5社)3.3%減、イトーヨーカドー0.7%増となった。

<GMSイメージカット>
GMSイメージカット

■イオンリテール(2020年2月期:売上高2兆1925億円)
既存店0.1%増、全店5.1%減

イオンリテールは、気温が前年より高く推移したものの、既存店売上高前年比0.1%増と、前月に引き続き2カ月連続で前年水準を超えた。イエナカ需要が続く中で、農産、水産、畜産の食品各部門が売上をけん引したことに加え、台所用品などの家事消耗品の売れ行きも好調だった。また、衛生用品や布地・ミシンなどの手芸用品も引き続き好調となった。

■PPIH(2020年6月期:売上高1兆6819億円)
国内リテール主要5社
既存店売上3.3%減、客数5%減、客単価1.8%増、対象店舗数523店(土日休日1日増)
全店0.8%減、対象店舗581店

主要5社は、ドン・キホーテ、ユニー、長崎屋、UDリテール、ダイシン百貨店。

11月は、ドン・キホーテは、免税売上高の蒸発(押下げ9.7ポイント)は継続しているが、ユニー、UDリテール、ダイシン百貨店は前年を上回った。

全国的に雨天が少なく、日照時間が多かったことで、気温は平年より高く推移した。特に中旬以降は、日間の平均気温は平年より2.3度、前年より0.9度高くなった。また、東京の1㎜以上の雨天日は、4日だった。

■ドン・キホーテ(2020年6月期:売上高1兆415億円)
既存店売上高10.7%減、客数8.3%減、客単価2.6%減、対象店舗数319店

全店売上高8.4%減、家電製品3.6%減、日用雑貨品13.9%減、食品2.2%減、時計・ファッション用品17.1%減、スポーツ・レジャー用品2.3%増、総店舗数345店

ドン・キホーテは、免税売上を除く既存店全体の売上が1%減となる中、郊外店舗は3.2%増と引き続きプラスで推移した。コロナの影響下で、高単価品や衣料品、化粧品などが苦戦したが、季節家電の加湿器や、酒類、インバスなどの消耗品やマスクが売上をけん引した。

■ユニー(2020年6月期:売上高6548億円)
既存店(137店)売上高3.4%増、客数1.5%減、客単価4.9%増
衣料品9%減、住居関連品7.5%増、食品5.2%増
全店(144店)売上高8.5%減

ユニーは、既存店売上が3.4%増で、引き続き最寄り品が貢献する中、ジグソーパズルやテレビゲームなどの巣ごもり需要も好調だった。食品は鍋やおでんなどの需要が増加し、海鮮や練物、青果を中心に伸長した。

■イトーヨーカ堂(2020年2月期:売上高1兆1851億円)
既存店総売上高(SC計)0.7%増、商品売上高0.8%増、客数3.9%減、客単価5%増、テナント0.4%増
全店総売上計5%減、うち商品売上4.9%減、テナント他5.5%減

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