ヨークHD/石橋社長「GMSはコミュニティショッピングセンターに変革」
2025年09月04日 11:05 / 経営
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ヨーク・ホールディングスが9月3日開催した戦略説明会で、石橋誠一郎社長は「GMSをコミュニティショッピングセンター(以下:CSC)に変革する」方針を明らかにした。
現在ヨークHDで、GMSを運営するイトーヨーカ堂は、食品スーパーなどのフード&ドラッグ事業、専門店事業、テナントリーシング・管理を担っている。
この3部門のうち、2027年度以降、専門店とテナント関連の事業をグループ会社クリエイトリンクに移管。クリエイトリンクがデベロッパー事業に加え、独自のリーシング、開発、施設の運営管理を行うことで、館の魅力の最大化を図る。
対象となる施設はアリオ、イトーヨーカドー大型店・標準店。
石橋社長は「イトーヨーカドーの立地を見ると、首都圏の駅前でこれだけの店舗を持っているのは強み。また、館トータルとして収益をあげるために、テナントと関係が深いクリエイトリンクが専門店事業を担当することで、GMSをCSCに変革する」と説明した。
さらに、CSCの方向性は「GMSは自営の売り場を持ち、フルラインで商品をそろえるが、CSCは地域の実情に合ったリーシングを行い、必要のないカテゴリーは縮小して、必要なコンテンツを充実させる。既存店は、クリエイトリンクとイトーヨーカ堂が一体となり、順次改装を進める計画だ。テナントの配置は、ベイン・キャピタルの知見も生かしていく」と述べた。
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